国立環境研究所、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」による観測データの一般提供開始
国立環境研究所は、1月23日に打上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」による二酸化炭素、メタン濃度などの観測データを研究者向けに公開、さらに、来年1月より「いぶき」観測データから求められた二酸化炭素のカラム平均濃度などを一般向けにも公開すると発表しました。
今後、各国、各地域の炭素収支の推定を行うために重要とされる客観データーの観測と解析にいたる重要な研究の成果を見ることができることは、貴重な体験となりそうです。将来的には、全球の炭素収支推定結果を得ることで、人類がのぞめば、温暖化効果ガスの総量削減の根拠ともなります。
プレスリリース / 国立環境研究所、平成21年10月30日
・温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測データ(輝度スペクトル及び観測画像)の一般提供開始について
" 環境省、(独)国立環境研究所及び(独)宇宙航空研究開発機構は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT(ゴーサット)、平成21年1月23日打上げ)プロジェクトを推進していますが、今般「いぶき」が観測する輝度スペクトルデータ及び画像データの初期校正作業が完了したのに伴い、当該データの一般提供を開始します。温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、今般温室効果ガス観測センサにより観測される輝度スペクトルデータ及び雲・エアロソルセンサによる地球観測画像データの初期校正作業が完了したことに伴い、当該データの一般提供を開始します。 今後は、さらにデータの校正・検証作業等を進め、平成22年1月末を目処に、二酸化炭素、メタン濃度データの一般提供を開始する予定です。
【提供方法】
(独)国立環境研究所のデータ提供に関するホームページ(http://data.gosat.nies.go.jp/)よりユーザ登録を行えば、希望する地点、日時のデータをダウンロードいただけます。
※輝度スペクトルデータについては、当面は10月29日以降の観測データの提供となります。
※雲・エアロソルセンサの地球観測画像データについては、初期校正作業は完了しており、準備が整い次第一般提供を開始します(11月中旬を予定)。
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-----image(”図2 「いぶき」観測データから求められた二酸化炭素のカラム平均濃度(未検証)の例(2009年9月1ヶ月間)”) : 同リリースよりこのような濃度データについては、平成22年1月末を目処に、初期検証作業とそれに基づくデータ処理手法の調整の後に、一般提供を開始する予定です。 "
関連
・国立環境研究所、中核研究プロジェクト2 衛星利用による二酸化炭素等の観測と全球炭素収支分布の推定
宇宙から見守る地球の息づかい-いぶきプロモーションムービー-
(jaxachannel、2009年03月30日)
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