パナソニック、デンマークの電力会社と共同でスマートグリッドを意識した家庭用エネルギーマネージメントシステムを実験を開始。COP15でも展示すると発表
パナソニックは、デンマーク第2位の送電・配電の電力会社SEAS-NVE社と共同で同社が展開するスマートグリッド・スマートメータと家電の制御などを行うエネルギーマネージメントシステムと家電を組み合わせた電力の見える化と制御の実験を行い、COP15の会場でもデモ展示を行うということです。
デンマークのSEAS-NVE社は、ロラン島での大規模な風力発電、電気分解により水素製造と貯蔵により燃料電池などの運用を行い、スマートメーターに関しては2011年に全顧客世帯(約35万所帯)設置完了予定ということです。
プレスリリース / パナソニック、2009年11月25日
・パナソニック及びパナソニック電工は、デンマーク電力会社(SEAS-NVE社(※1))と共同でスマートグリッド(※2)連携ホームエネルギーマネジメントシステムの実験を開始。デンマークでCOP15(※3)にあわせてデモ展示(※4)も実施
" パナソニック株式会社、パナソニック電工株式会社とデンマークの電力会社SEAS-NVE社は、共同でデンマークにおいて、SEAS-NVE社が展開するスマートグリッド・スマートメータと連携したホームエネルギーマネジメントシステムの実験を12月1日より開始します。実施する実験内容は、電力消費の見える化、センサーによる照明制御・暖房機器制御、創エネ・蓄エネ連携などです。また、デンマークのコペンハーゲンで開催されるCOP15にあわせて、SEAS-NVE社の展開するスマートグリッドの取り組みと今回実施する実験内容、パナソニックの環境取り組み(※5)などモデルハウスにてデモ展示紹介を行います。
SEAS-NVE社は、すでに、デンマークのロラン島にて、洋上の風力発電の余剰電力により水素を発生させ、その水素を活用した燃料電池による給湯・暖房の実証実験などの先進的取り組みを実施しています。このたびSEAS-NVE社は、スマートグリッドへの取り組みとして全ユーザに対し、スマートメータ(※6)の設置を計画し、すでに2009年5月より設置を開始しています。
このスマートメータと連携してパナソニック電工のホームエネルギーマネジメントシステム「ライフィニティ(※7)」によるエネルギーマネジメントの実験を開始します。■SEAS-NVE社とパナソニック・パナソニック電工連携による実験内容
*2009年12月1日より、スマートメータとライフィニティ連携の実験開始
<第1ステップ>
電力消費の見える化
センサーによる照明器具の省エネ制御
照明器具や各種機器の遠隔制御
<第2ステップ>
センサーによる暖房機器の省エネ制御
創エネ・蓄エネ機器連携活用
■SEAS-NVE社のスマートグリッド実証実験の経過
(1) 1990年からロラン島の洋上風力発電設置開始
(現在75基、ロラン島全体の150%の電力供給)
(2) 2008年から風力発電での余剰電力で水素を生成し、燃料電池で暖房・給湯供給の
実証実験を開始(現在5家庭⇒将来35家庭へ拡大予定)
(3) 2009年5月よりスマートメータを各家庭に設置開始、
2011年に全顧客世帯(約35万所帯)設置完了予定
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-----image["■ご参照:日本で展開する「ライフィニティ」システム図(電気使用量の見える化を核に新築住宅中心に展開)] : 同リリースより "
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