68億超! 国連人口基金(UNFPA)は、「世界人口白書2009」を発表
国連人口基金(UNFPA)は、「世界人口白書2009」を発表。2009年度版は、COP15を控え、気候変動の影響が貧しい国、そして女性へと、より過酷なものとなることを伝え、先進国の責任と負担について、強く訴える内容になっています。
”気候変動の影響を集中的に受けるのは女性である”
経済弱者、環境弱者を襲う、海面上昇、干ばつ、氷河の融解、異常気象の被害は、より甚大なものになるという指摘は、その原因を生み出した先進国の私たちの発展とその豊かさの追求について、大きな疑問と再考を強く促します。世界の人口は、68億を超え、各国が背負う課題も大きくなりつつあります。「世界人口白書2009」では、各国の死亡率、教育、生殖に関する「健康」と「権利」(リプロダクツ)、さらに人口・社会・経済指標などの統計データーが示され、各国の現状を知る、貴重な資料となっています。
プレスリリース / 国連人口基金(UNFPA)、2009年11月18日 ロンドン
・女性を気候変動対策の中心に 国連人口基金発行「世界人口白書 2009」
-----image : 世界人口白書 2009(日本語版)カバー
" 本日、国連人口基金(UNFPA)は「世界人口白書2009」を発表した。白書によれば、気候変動による海面上昇、干ばつ、氷河の融解、異常気象などの問題に取組む際に、女性が過度な負担を負わされているという点が見過ごされてきたという。「貧しい国の貧しい女性は、気候変動の原因から最も遠い場所にいるにも関わらず、最も甚大な被害を被っています」と、国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドは言う。
貧しい人々は、気候変動に対し特に脆弱だ。世界で1日1ドル以下で暮らす15憶人のうち、大多数は女性である。貧しい人々は農業で生計を立てていることが多いため、干ばつ、予期せぬ集中豪雨、史上最大規模のハリケーンなどの影響で、飢餓や生計手段を失う危険を負う。
白書では、気候変動に脆弱な沿岸低地に居住する人々について言及し、危険の軽減、災害に対する準備と対策を事前に計画することと、避難民となる可能性がある人々に配慮するよう、各国政府に呼び掛けている。
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関連
・世界人口白書 2009 気候変動と女性(Facing a Changing World: Women, Population and Climate)
" ダウンロード世界人口白書 2009(日本語版)
「世界人口白書 2009(日本語版)」は、概要と指標をまとめた要約版です。1章から6章まで(11~72ページ)は、英語版をご覧下さい。
世界人口白書 2009(日本語版)(2.36MB)
日本語版補足資料日本語版補足資料(477KB)
人口統計資料(54KB)
(人口上位10カ国、妊産婦死亡率の高い国一覧、女性の平均寿命の短い国)
世界人口白書 2009(英語版)「世界人口白書 2009」の英語版は、国連人口基金本部ホームページからダウンロードすることができます。
紹介ビデオ
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・Women Central to Efforts to Deal With Climate Change, Says New UNFPA Report-----United Nations Population Fund,18 November 2009
" Women bear the disproportionate burden of climate change, but have so far been largely overlooked in the debate about how to address problems of rising seas, droughts, melting glaciers and extreme weather, concludes The State of World Population 2009, released today by UNFPA, the United Nations Population Fund.“Poor women in poor countries are among the hardest hit by climate change, even though they contributed the least to it,” says UNFPA Executive Director Thoraya Ahmed Obaid.
The poor are especially vulnerable to the effects of climate change, and the majority of the 1.5 billion people living on $1 a day or less are women. The poor are more likely to depend on agriculture for a living and therefore risk going hungry or losing their livelihoods when droughts strike, rains become unpredictable and hurricanes move with unprecedented force. The poor tend to live in marginal areas, vulnerable to floods, rising seas and storms.
The report draws attention to populations in low-lying coastal areas that are vulnerable to climate change and calls on governments to plan ahead to strengthen risk reduction, preparedness and management of disasters and address the potential displacement of people.
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・世界人口68億、女性貧困層の問題警告…国連白書-----YOMIURI ONLINE,2009年11月19日
".....日本は10位で1億2720万人だった。2050年の世界人口は91億5000万人と推定している。..... "
コメント続き
2050年の世界人口は、91億超と予想されているようです。日本がかつてない高齢化社会、人口減少の段階になりつつある状況とはあまりにことなる状況です。日本は、戦後の経済発展により、先進国の仲間入りをし、社会的には人類の豊かさのある局面の中では、頂点を極めたようです。しかし、貧しい国とはことなった、さまざまな問題を抱えています。世界が生存のために戦う、文字通りのサバイバルとはことなる、日本ならではの生き延びるための戦いが始まっています。(t_t)
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