マツダ、次世代エンジン、超低燃費「清」を東京モーターショーで日本初公開
10月24日からの幕張、東京モーターショーで、マツダがヨーロッパでは結構前に発表している超低燃費「清」や次世代エンジンを日本初公開。低燃費といえば、ハイブリッドという時代の中で、独自の視点で次世代車を提案する姿勢、面白いです。
32km/Lという超低燃費コンパクトカーコンセプト「清」。”きよら”と読むのだそうですが、燃費の数字、すごいです。電気自動車にしろ、ハイブリッド車にしろ、次世代エコカーに求められるのは、結局小型で高性能で軽量かつ安全というより高く複雑な要求です。この要求に電気でもハイブリッドでもなく、エンジンという明確なコンセプトを打ち出す姿勢が、新鮮な印象を与えてくれます。
プレスリリース / マツダ、2009年09月29日
・マツダ、第41回東京モーターショーで環境・出力性能を飛躍的に高めた次世代エンジン『マツダ SKY-G』と『マツダ SKY-D』を世界初公開
-----image(”コンパクトカーコンセプト『マツダ 清(きよら)』”) :
" 32km/Lの超低燃費を実現するコンセプトカー『マツダ 清(きよら)』も日本初公開
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、10月24日(土)から11月4日(水)まで千葉県「幕張メッセ」にて一般公開される第41回東京モーターショーで、次世代直噴ガソリンエンジン『マツダ SKY-G(スカイ・ジー)』、次世代クリーンディーゼルエンジン『マツダ SKY-D(スカイ・ディー)』、次世代高効率オートマチックトランスミッション『マツダ SKY-Drive(スカイ・ドライブ)』を世界初公開します。また、日本初公開となる次世代の環境技術を搭載したコンセプトカー『マツダ 清(きよら)』や、最新の環境・安全技術なども出展します。
今回、マツダは「マツダ・スカイコンセプト~すべてのお客様に『走る歓び』と『環境安全性能』を提供!~」を出展テーマとしました。技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」のもと、2015年までにグローバルで販売するマツダ車の平均燃費を2008年比で30%向上させるための先進技術を「今日」、「明日」、「将来」という時系列で展示します。
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-----image[”(左)次世代直噴ガソリンエンジン『マツダ SKY-G(スカイ・ジー)』(2.0L)
(右)次世代クリーンディーゼルエンジン『マツダ SKY-D(スカイ・ディー)』(2.2L)”] : 同リリースより
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<主な出品物の概要>
■『マツダ 清(きよら)』
『マツダ 清』は、次世代直噴ガソリンエンジン『マツダ SKY-G 1.3』と、コンパクトで軽量な新開発の6速オートマチックトランスミッション『マツダ SKY-Drive』を組み合わせ、優れた環境性能と力強い走りを両立させたコンパクトコンセプトカーです。独自のアイドリングストップ技術「i-stop」や、減速時のエネルギーを回生してバッテリーを充電するシステム、そして100kgの軽量化を達成するコンパクトで空力性能に優れたボディなどにより、32km/Lという超低燃費(10・15モード燃費)を実現します。
■『マツダ プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッド』
2009年3月から、国内で官公庁やエネルギー関連企業へのリース販売を開始した『マツダ プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッド』は、水素ロータリーエンジンをジェネレータと組み合わせて発電のみに使用し、独自技術を採用したモーターを駆動して走行する、シリーズ・ハイブリッド方式を採用し、水素での航続距離200kmを達成しています。また、脱石油資源やCO2排出削減に向けた取り組みとして、植物由来の「マツダバイオテックマテリアル」*2を採用しています。
■次世代直噴ガソリンエンジン『マツダ SKY-G』
『マツダ SKY-G』は、熱効率を改善して燃費性能と出力性能を大幅に高めた次世代の直噴ガソリンエンジンです。エンジン本体を新設計し、機械抵抗を低減し最適な混合気の形成を図った上で、直噴システムが持つ噴霧形成の自由度を活用して、極限まで膨張比を高めます。次世代直噴インジェクター、高機能吸排気可変バルブタイミングシステムなどの技術を採用し、現行2.0Lエンジン比で燃費・出力(トルク)を約15%改善。アクセラクラスの車両に搭載した場合で、現行デミオ並みの低燃費を実現します。
■次世代ディーゼルエンジン『マツダ SKY-D』
『マツダ SKY-D』は、低燃費・高出力と低エミッションを両立させた次世代のクリーンディーゼルエンジンです。エンジン本体を新設計して機械抵抗をガソリンエンジン並みに低減、シリンダー内の圧力や温度、燃焼室形状、燃料噴射率を最適化し、熱効率が最も良いタイミングで燃焼を開始します。具体的には、直噴ピエゾインジェクター、2ステージターボチャージャー等の技術を採用し、現行2.2Lエンジン比で燃費を約20%改善。アテンザクラスの車両に搭載した場合で、現行デミオ並みの低燃費を実現します。
■次世代オートマチックトランスミッション『マツダ SKY-Drive』
『マツダ SKY-Drive』は、従来型に比べ、燃費性能とダイレクト感を大幅に向上させた次世代の高効率オートマチックトランスミッションです。本体を新設計して機械抵抗を大幅に低減、またトルクコンバーターやクラッチの滑りを最小限にし、ロックアップ領域を最大化することで約5%の燃費改善を実現しています。更に、作動油量・油圧制御の最適化による素早い変速応答性と併せて、デュアルクラッチトランスミッション並みのダイレクト感を実現しています。
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関連
・マツダ、パリモーターショーにコンセプトカー「マツダ清(きよら)」を出品-----マツダ、2008年09月04日
" 2008年パリモーターショー 出展車一覧
参考出品車 コンセプトカー マツダ清(きよら)(ワールドプレミア)
市販予定車 Mazda MX-5 マイナーチェンジ(ワールドプレミア) 欧州仕様
Mazda6 MZR-CD2.2(ワールドプレミア) 欧州仕様
Mazda2 MZ-CD1.6(ワールドプレミア) 欧州仕様
市販車 Mazda2、Mazda3、Mazda5、Mazda6、Mazda CX-7、Mazda BT-50 "
・Mazda Design / Mazuda Kiyora
Mazda Kiyora Concept @ 2008 Paris Auto Show
(InsideLineVideo,2008年10月03日)
コメント続き
次世代エンジンSkyシリーズ、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両ラインナップの開発で、次世代の車の競争の中で、マツダの健闘が期待されます。姉もマツダ車にのっていて、たまに運転させてもらいますが、結構いい感じの走りです。ガソリン、ディーゼルで新型エンジンを開発するための資金とエネルギーは大変なものでしょう。電気、ハイブリッドというソリューションにも問題がたくさんあります。脱化石燃料といっても、化石燃料の合理的な利用方法という文脈もありです。
参考動画
New Mazda Engines - Autoline Daily 238
(AutolineDetroit、2009年09月30日)
追伸 : 上の動画、FedExの車両へのハイブリッド化の話題も収録されています。事業用車両の分野、アメリカでもさまざまな動きがあります。(t_t)
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