洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島がジオパーク Global Geoparks 、「地質の世界遺産地区」に認定
ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークが認定するジオパークに洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の三地区が認定されました。
ジオパークは、地球科学的に見て貴重な特徴を有する地域を指定し、保全や科学教育、ツーリズムに利用し、持続的な発展を目指す仕組みということです。
新たなエコツーリズムの拠点としても注目されるこれらの地域、是非いってみたいです。
---Googleマップで見る---
・洞爺湖 有珠山
・島原半島
プレスリリース / 日本ジオパークネットワーク、平成21年8月23日
・日本初の世界ジオパークネットワーク加盟地域決定
"
● 日本で最初の「世界ジオパーク」が正式に認定されました。
2009年8月22日に中国泰安市で開催された世界ジオパークネットワーク事務局会議において審議が行われ、以下の 3つのジオパークが世界ジオパークネットワーク加盟ジオパークとして正式に認定されました。
洞爺湖有珠山ジオパーク
糸魚川ジオパーク
島原半島ジオパーク
● この会議では、中国の阿拉善地質公園と翠華山地質公園の2つのジオパークも合わせて認定されました。
世界ジオパークネットワーク加盟ジオパークは19か国、63地域となりました。
■ 世界ジオパークネットワーク加盟が決定した 3つのジオパークの特徴 ■
洞爺湖有珠山ジオパーク
2000年に噴火した有珠山とその被害遺構、1944-45年にできた昭和新山、約10万年前の大噴火で形成されたカルデラ湖である洞爺湖がみどころ。2000年噴火に伴う地殻変動を目の当たりにできる。「変動する大地との共生」がテーマ。
糸魚川ジオパーク
5億年に渡る様々な時代の多様な岩石・地層、日本を 2つに分ける大きな断層「糸魚川-静岡構造線」と地下の大きなへこみ「フォッサマグナ」がみどころ。縄文文化と関わりが深いヒスイ、断層と塩の道など、ジオと人に関わるテーマが豊富。
島原半島ジオパーク
1990-95年に噴火した雲仙普賢岳とその被災の遺構と、「島原大変肥後迷惑」と言われる1792年の噴火の遺跡、雲仙地溝の活断層地形がみどころ。火砕流の恐ろしさと火山の恵みがテーマ。
■ 今後の予定
3地域は2009年8月22日をもって世界ジオパークネットワークの一員となり、「世界ジオパーク」と名乗ることができます。
2010年4月にマレーシアのランカウイジオパークで認定証の授与式が行われます。
なお、世界ジオパークネットワーク加盟地域は加盟認定後4年ごとに再審査を受ける義務があり、今回加盟認定された3地域も4年後に再審査を受けます。 "
関連
・洞爺湖有珠山ジオパーク
-----image : 洞爺湖有珠山ジオパークのサイト
・糸魚川ジオパーク
-----image : 糸魚川ジオパークのサイト
・島原半島ジオパーク
-----image : 島原半島ジオパークのサイト
・文部科学省 : 日本ユネスコ国内委員会- 世界ジオパークネットワーク
コメント続き
このジオパークは、ヨーロッパ各地に、アジアでは中国にたくさんあるんですね。日本では、今回の三地区を皮切りに、続々と認定を目指す地域があるということです。まずは、世界各地のジオパークのウェブサイトをチェックすることからはじめるのが楽しいかもしれませんね。(t_t)
参考
・Global Geoparks Network / 3 sites bid for international geopark status
/ Visit geoparks
・UNESCO World Heritage Centre / Case Studies on Climate Change and World Heritage English, French and Spanish UNESCO World Heritage Centre
人気blogランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン4 --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク-----
-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1 、しなやかな技術研究会のタイムライン2、しなやかな技術研究会のタイムライン3]--
[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]
| 固定リンク
« ジョン・トッドのリビングマシーン搭載の建物! Omega Center for Sustainable Living | トップページ | ドイツの第三世代ソーラーカー、BOcruiserが豪Global Green Challengeに参加 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント