エルニーニョ現象は冬までは持続する可能性が高い
気象庁の8月10日のエルニーニョ監視速報によると、「エルニーニョ現象は冬までは持続する可能性が高い」とのことです。今年の夏の日照時間の少なさと集中豪雨や台風による多雨などにもこのエルニーニョが影響を与えているそうです。今後の長期予報は、平年並みのようですが、9月以降に残暑が残る可能性もあるようです。
プレスリリース / 気象庁、平成21年8月10日
・エルニーニョ監視速報No.203(2009年7月)-----エルニーニョ監視速報(No.203) html版
-----image(”エルニーニョ監視海域の海面水温の予測(5か月移動平均)-左の図は、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値の7月までの推移(折れ線グラフ)とエルニーニョ予測モデルから得られた予測(ボックス)を示している。各月のボックスは、海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が70%の確率で入る範囲を示す(基準値はその年の前年までの30年間の各月の平均値)。”) : 上記発表より
" エルニーニョ監視速報(No.203)
2009年7月の実況と2009年8月~2010年2月の見通し
・エルニーニョ現象は冬までは持続する可能性が高い。
..........
影響
7月の日本の天候では、沖縄・奄美を除く各地で多雨、寡照となり、九州南部と関東甲信を除く各地で梅雨明けが平年よりも遅かった。これらの要因の一つとしてエルニーニョ現象の影響が考えられる。
今後の日本の天候については、最新の季節予報を参照されたい。
世界の天候では、南米北部の高温とオーストラリアの少雨が、過去のエルニーニョ現象時の傾向と一致していた。
.......... "
関連
・気象庁 : エルニーニョ/ラニーニャ現象
エルニーニョ現象に伴う日本の天候の特徴
・エルニーニョで不順の夏 高気圧弱め偏西風も蛇行-----47 News,2009/08/14
" ..........北・西日本の日本海側の7月の日照時間は戦後最短を記録.......... "
ところで海水の温度については、米国海洋大気圏局(NOAA)が6月の海水温度は、観測開始以来の高い水準となったことを発表していました。日本では、エルニーニョで説明されるような現象が世界の海で発生していたことになります。93年の気象状況、経済への打撃を指摘する報道もありました。気になるところです。(t_t)
・NOAA: Global Ocean Surface Temperature Warmest on Record for June-----NOAA,July 17, 2009
" The world’s ocean surface temperature was the warmest on record for June, breaking the previous high mark set in 2005, according to a preliminary analysis by NOAA’s National Climatic Data Center in Asheville, N.C. Additionally, the combined average global land and ocean surface temperature for June was second-warmest on record. The global records began in 1880. "
・【衆院選】異常気象に要注意~浮上した93年とのもう1つの共通点-----NIKKEI NET,09/8/11
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