東芝ライテック、82 lumens/Wの効率のLED電球を5,460円で7月15日から発売
いよいよ高い効率のLED電球の普及が本格化すると思える製品を東芝ライテックが発売するそうです。82 lumens/Wと素晴らしく高い光束効率でありながら、低価格に設定された電球型LEDランプのお値段は、なんと5,460円。7月15日から発売されるということです。色味は、白と電球色、4.1Wと6.9Wの4タイプが登場します。
プレスリリース / 東芝ライテック、2009年6月22日
・60W形相当と40W形相当の明るさで、従来価格の約半額のLED電球「一般電球形6.9W」「一般電球形4.1W」発売について
-----image(”「E-CORE」LED電球シリーズ「一般電球形6.9W」”) : 同リリースより
" 東芝ライテック株式会社は、「E-CORE」(イー・コア)LED電球シリーズに、一般電球に代替可能な大きさ・形状で、電球60W形相当および40W形相当に置き換えられる明るさ(注1)を実現した「一般電球形6.9W」と「一般電球形4.1W」計4機種をラインアップし、7月15日に発売します。
「E-CORE」LED電球「一般電球形6.9W」と「一般電球形4.1W」は、外径60mm、全長109mmと一般電球で普及している大きさ・形状を実現。電球60W形相当および40W形相当に置き換えられる明るさ(注1)を、消費電力6.9Wおよび4.1Wで達成し、寿命は一般電球の約40倍(注2)の40,000時間としています。また、電球色相当については、色の見え方がより自然となるよう平均演色評価数(Ra)(注3)を80とするなど、LEDの特長である省エネ・長寿命はもちろん、家庭のリビングやホテルの居室などでも違和感なく使用できるよう、あかりの「質」を追求しています。
当社は2005年からLED電球を発売し、2007年からは白熱電球に代替可能なコンパクトさと実用的な明るさを実現した「E-CORE」LED電球シリーズをラインアップ、レフランプミゼット形、ビームランプ形、一般電球形4.3W を順次発売してきました。
「一般電球形6.9W」と「一般電球形4.1W」は、これまで蓄積した技術と信頼性評価をもとに各種部品の見直しなどを行い、品質を損なうことなく、大幅なコスト削減を達成。これにより従来製品(注4)と比べて約半額の価格にしたことで、白熱電球からLED照明への移行をさらに促進します。
また今年秋には、「一般電球形6.9W」の約1.4倍の明るさの高出力タイプや調光器に対応したLED電球の発売を予定しており、今後も商品ラインアップの拡大を通じて、LED照明の用途拡大を推進していきます。
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特長
(1) 省電力でCO2を削減
「一般電球形6.9W」は一般電球の30~40W形相当、「一般電球形4.1W」は一般電球の20~30W形相当の全光束ですが、ダウンライト器具で一般電球と置き換えた場合、それぞれ電球60W形および40W形相当と同等の明るさを得られます(注1)。省エネによりCO2の削減に貢献するとともに、水銀を使用していないなど、高い環境性能を有しています。
◆40,000時間使用した場合の電気代・CO2排出量の比較
消費電力 電気代(注5) CO2排出量(注6)
LED電球
一般電球形6.9W 6.9W 6,072 円 108 kg
60W形白熱電球
(LW100V54W55) 54W 47,520 円 842 kg
LED電球
一般電球形4.1W 4.1W 3,608 円 64 kg
40W形白熱電球
(LW100V36W) 36W 31,680 円 562 kg
注5: 電気代の算出基準は電力料金目安単価22円/kWh(消費税込)とした場合。
注6: CO2排出係数は0.39kg/kWh(環境家計簿用排出係数一覧)とした場合。
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主な仕様と価格(部分的な引用)
LEL-AW6L/2 5,460円 電球色相当 E26 6.9W 380 lm
LEL-AW6N/2 5,460円 白色 相当 E26 6.9W 565 lm
LEL-AW4L/2 5,250円 電球色相当 E26 4.1W 240 lm
LEL-AW4N/2 5,250円 白色 相当 E26 4.1W 340 lm発売日 2009年7月15日
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関連
・東芝ライテック : E-CORE[イー・コア]LED電球
コメント続き
先日のシャープのリリースのLED電球の価格も気になってきました。案外安い価格になるかもしれませんね。注目です。
LED電球は、すでに下方向の実用範囲の明るさは60W電球、40W電球の置き換え用として十分な明るさを備えてきているようです。例えば60Wの白熱球の全光束は850 lumensぐらい、今回の東芝ライテックのもっとも効率の高い白色だと6.9W 565 lumensです。全光束は白熱球のほうが多いですが、LED電球は下に光を集める前方指向性が高いので、下方向だとほぼ同じ明るさを実現しているのです。
今回の東芝ライテックのリリースには、40,000時間使用した場合の電気代・CO2排出量の比較が記載されていました。
電気代では大きな差がでるということです。長い目で見れば確実に省エネでお得です。白熱球の代替球として、安価な電球型蛍光球とLED電球、より安価になっていよいよ選べる時代になってきました。(t_t)
参考エントリー
・シャープがLED電球、3タイプ9種類を発表。調光機能タイプ、リモコン調光タイプも登場-----しなやかな技術研究会、2009/06/16
・LEDライト、灯具がどんどん登場 普及まで、もうお値段だけって感じですね!-----しなやかな技術研究会、2009/03/04
・東芝ライテックが「E-CORE」2000クラス、総合効率80 lm/WのLEDダウンライトを発表-----しなやかな技術研究会、2009/02/19
-----カテゴリー : 照明/電気製品-----
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コメント
saipan-skyさん
東芝ライテックの価格設定は、goodでした。各社の今後の価格にも影響を与えるに違いないと思います。
細かいコスト計算をサイトに表示してくれたのもわかりやすくて便利でした。
私も、今年いくつか置き換えていこうと考えています。
サイパン、オバマさんのグリーンニューディールで多少、予算がついたとか具体的な動きありますか?
投稿: t_t | 2009/07/02 12:10
シャープの製品を含め、とても期待しています。
でも小さな島では価格が問題ですね。連邦化の後、物価等もグアム島並みになるらしいけれど、島毎エコになって様々な場所でこの様な製品が活躍出来る様にならないとダメだなぁ、なんて思います。
ドイツみたいに政府の方向がガツンと決まっていれば、なんですが、そこら中で小さな利権の奪い合いをしている田舎な島は、まだまだエコツーリズムも何も遠そうです。
投稿: saipan-sky | 2009/07/01 11:03