世界経済フォーラム、 Global Risk 2009を公開
水、食料、環境、気候変動、エネルギー、地震など各国、各地域におけるリスクはさまざまです。それらを世界経済との関係において分析し、世界レベルの報告書としてまとめた”The World Economic Forum’s new Global Risks 2009”が公開されています。
プレスリリース / World Economic Forum,
・New report identifies hard landing for China, collapse in asset prices, gaps in global governance and climate change as key risks ahead
" A report released today by the World Economic Forum warns of challenging risks to the global economy in 2009.Global Risks 2009 identifies deteriorating fiscal positions, a hard landing in China, a collapse in asset prices, gaps in global governance and issues relating to natural resources and climate as the pivotal risks facing the world this year.
.......... "
・World Economic Forum : Global Risk Network
-----image : Global Risks 2009カバー
関連記事
・中国失速など5大リスク 世界経済フォーラム報告書-----Fuji Sankei Business i.,2009/1/13
・リスク社会-----エコビレッジへの旅、2009年1月14日
コメント
世界経済にとってのリスクとして、世界経済フォーラム(WEF)があげたのが、資産の価値の崩壊や企業の財務状況など2008年末からの経済危機を受けたもの、さらには慢性病、エネルギー、気候変動など、現時点でだれにでも容易に想像できる項目がならぶ、、、、。
さらに、このWEFのサイトで”initiatives”に並んだ項目から興味のあるテーマを選ぶとさまざまな世界的な概観や地域ごとの問題やテーマが見えてきます。
・Initiatives
たとえば
/ Hunger
/ Climate Change
などなど、、、しかし、今回の発表Global Risk 2009を読んでいて感じた、日本における最大のリスク要因とはなんだろうか? という答えが見えてこない。もちろん”未曾有”の経済危機、気候変動、エネルギー、食料など日本にも大きなリスク要因があります。しかし、Global Risk 2009でJapanを検索してひっかかってきたのは、それらではなかった。
" Transparent data and clear communication of risks to all stakeholders: Japan’s relatively small territory (378,000 square km) suffered 20% of the world’s earthquakes between 1996 and 2005. Seventy-five per cent of Japan’s assets are concentrated in flood prone areas. .......... "-----P.25より Global Risks 2009
P.25にあったのは、地震に関する記述だった。検索でもしなければ見過ごしてしまう小さな文。
けれど、追加されている文です。
最近知人の何人かに日本にとっての脅威をあげてくれと問うと、経済、エネルギー、食料などがあがる。政治危機という人もいる。しかし、地震はあがったとしても、2番目以降だ。われわれは、日本という国が地震の巣の上にあることをまたしても忘れているか、忘れたいようだと感じました。第一位の危機ではないかもしれない。しかし、最大級の危機になる可能性を秘めているこの危機のことを私たちは常に意識するべきだ。(t_t)
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