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2008/12/22

人間家族編集長、大築準さんがおなくなりになりました。心からご冥福をお祈りいたします

Ningenkazoku2
 南伊豆からオルターナティブな情報を発信し続ける、ミニコミ誌「人間家族」の編集長・大築準さんがお亡くなりになりました。21日午前に病院で永眠されたということです。心からご冥福をお祈りいたします。自然エネルギーにも理解が深く、浜岡原子力発電所の危険性を一貫して指摘、地元、地域で活動され、そして日本中にミニコミ誌「人間家族」を通じて訴えられてきました。人間家族編集室が国立にあった時から、いろいろとお話を伺い、オルターナティブなメディアとしてのミニコミ誌の可能性について、多くのアドバイスとなによりも、たゆまず発行しつづけるその人間家族の紙面の現実のパワーに勇気づけられてきました。そして伊豆に移住され、自宅をつくり、編集室を建て、なお続く定期刊行の荒行に挑まれました。紙の山に埋もれるようにして記事を執筆、編集されるさまには、なみなみならない決意を、そして、紙の山のむこうからこちらを見る目に、やさしさを感じさせる稀有なミニコミ人でした。
 おりしも、浜岡原子力発電所1号機、2号機の廃炉が決まったそうです。国全体が地震の巣のような国にあって、原子力をエネルギー政策の根幹にすえることには、あまりにも無理があります。しかし、現実はそうなのです。また、人間の生き方も脱原子力とはなっていません。政策、生き方のオルターナティブを常にムーブメントと個人の暮らしというゆるぎない大小の視点にすえたミニコミ誌人間家族の功績は、そのまま大築さんの力の反映でした。

スタジオリーフ 人間家族編集室

浜岡原発1・2号機廃炉、6号機設置を正式決定…中部電力-----YOMIURI ONLINE,2008年12月22日

 人間家族というミニコミのはじまりの物語をお聞きしたことがあります。それは、ホームページの下のページにも記載されていた言葉に集約されています。

スタジオリーフ・人間家族ホームページ
" 月刊「人間家族」とは
 7世代先を考える、マスコミに載らないポジティブでオルタナティブな情報交流誌の老舗、1973年創刊、通算330号を超える。国内外の草の根派をつなぐエコロジー、ネイティブとカウンターカルチャーを柱にした、もうひとつのグリーン&リトルマガジン。1973年創刊、通算330号を超える。

■A5判60P、1部\500、年間定期購読料\6,000、見本誌進呈
■3代目編集発行人・大築準 "

 
 大築さん、ご苦労さまでした。お疲れ様です。インターネット全盛の時代に、ミニコミというメディア、そして直接的で、人間的なアプローチにこだわったその姿勢を忘れません。本当にありがとうございました。

 グリーン・ポスト 一同
 代表 つねとうとうじ
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