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2008/11/26

「知的照明システム」の実用化実験を開始 / プレスリリース コクヨ

20081118_05
-----image(pop up ; ”写真: 「知的照明システム」の実用化実験 ”) : コクヨ、2008/11/18発表より

" 同志社大学の三木光範教授と共同研究
コクヨ株式会社(本社:大阪市、社長:黒田章裕)は、同志社大学大学院工学研究科教授の三木光範氏と共同で、オフィスワーカーの知的生産性や創造性の向上と、オフィス照明設備の消費電力量削減を目的に、日本初のLEDを採用したオフィス用照明「知的照明システム(※)」の実用化実験を、2008年11月20日より開始します。

実用化実験をおこなう「知的照明システム」は、三木光範氏が開発した照度センサーと連動して自律分散制御をおこなう照明システムに、当社が研究を進めているクリエイティブワークスタイルの仮説に基づいたワークモードを設定し、個人のパソコンから仕事の内容に合わせて、最適な照明環境を作り出すことができる次世代のオフィス照明です。
あらかじめ設定されているワークモードの他にも、パソコン上のインターフェイスから自在に照度や色温度を変更することができます。また、LEDの採用と照明環境の個別最適化によって、オフィス内の天井に均一的に配置された蛍光灯照明と比較して、オフィス照明の消費電力量の半減を目指します。  
 
今回の実用化実験では、当社のオフィス家具製品で構成したフレーム空間(縦3.7m×横3.7m×高さ2.2m)3スパンに、合計24台のLED照明器具を設置して、ワークシーンと適正な光環境、ワーカーの属性と選好照度、オフィス環境下でのシステム検証および消費電力量削減の検証をおこないます。
なお、今後は本照明システムの実用化実験の検証とともに、商材化を目指します。

※2004年、三木光範氏が開発した、調光可能な照明器具を、照度情報を送受信する照度センサーと連動したコンピュータネットワークで接続し、照明の照度や色温度を適応的近傍アルゴリズムで最適化するシステム。

「知的照明システム」の特長  
1.生産性や創造性の向上と省エネルギーを同時に実現
ワーカーは、「知的照明システム」により、仕事の内容や個人の状態に合わせた光環境を簡単な操作で選択することができます。これにより、ワーカーの知的生産性や創造性の向上が期待できるとともに、従来の蛍光灯を用いた照明設備と比べて、消費電力量50%削減を目指しています。

2.既存のオフィス空間でも実用化が可能
.......... "

関連
同志社大学 理工学部インテリジェント情報工学科 -Intelligent Systems Design Laboratory

知的オフィス環境コンソーシアム

コメント
 事務機器のコクヨが、オフィスの照明のインテリジェンスの確立に挑むという試みが開始されるようです。かしこく省エネにつながれば、波及効果は大きいでしょうね。電気製品のインテリジェンスの確立は、エネルギーの有効利用という見地でも今後どんどんのびる分野だと思われます。期待される分野ですね。

 日本の企業、オフィスの照明は、どこか間違っていると思う。そこは、本当に照明を必要としているのか? と問いたくなるほど、すべてが明るい。また、影や照明のアレンジにも「?」が付く場合も多い。さらに、多段照明といわれる、ペンダント、シーリングライト、ダウンライトを装備した店舗用の照明技術は、いったいだれが考えたんだと思うことがあります。そんなにいたずらに灯数を増やすことで、恩恵を受けるのは、設備やさんと電力会社ということで、当の事業者のメリットの評価、たぶんこれまでは不十分なケースが多いのではないだろうか? 
 将来的には、太陽光発電などの発電ソースとのマッチングまでいくと考えられる分野です。大変興味あります。(t_t)



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