ユネスコ、「帯水層」の世界地図を初めて作成 / クリッピング AFP BB News
" 国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は22日、世界の273の帯水層を示した地図を公表した。水という貴重かつ危機にさらされることが多い資源の管理に役立ててもらおうという狙いがある。 "-----AFP BB News,2008年10月23日
プレスリリース / UNESCO,22-10-2008
・UNESCO publishes first world map of underground transboundary aquifers
" UNESCO is publishing the first-ever world map of shared aquifers to coincide with the submission to the General Assembly of the United Nations on 27 October of a draft Convention on Transboundary Aquifers. Almost 96% of the planet’s freshwater resources are to be found in underground aquifers, most of which straddle national boundaries.
espite its strategic importance, no global inventory of this resource had been compiled to date. Since 2000, UNESCO’s International Hydrological Programme (IHP) has been participating in the establishment of a groundwater database. It is now presenting a detailed map of transboundary aquifers ? available online ? showing the delineations of aquifers that are shared by at least two countries. It also provides information about the quality of their water and rate of replenishment. So far, the inventory comprises 273 shared aquifers: 68 are on the American continent, 38 in Africa, 65 in eastern Europe, 90 in western Europe and 12 in Asia.
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関連サイト、記事
・UNESCO : World-wide Hydrogeological Mapping and Assessment Programme (WHYMAP)
" PUBLICATIONS
Groundwater resources of the world and their use [PDF 10 MB] "
・BGR & UNESCOU : WHYMAP
-----image(”Groundwater resources of the world
Source: BGR & UNESCO”) : 上記サイトより
/ Groundwater resources of the world
/ World-wide Hydrogeological Mapping and Assessment Programme (WHYMAP)
/ Web Mapping
-----image(”WHYMAP Web Mapping ApplicationAugust 2008”) : 上記オンラインマップ公開サイトより
・Atlas of hidden water may avert future conflict-----Newscientist.com,24 October 2008
・UNESCO Launches Global Aquifer Map-----Water for the ages,October 26, 2008
コメント
世界人口の増加、農業および工業での水の利用、気候変動やエネルギー問題などにより水という資源にまつわるさまざまな環境は厳しさを増しています。UNESCOが、初めて7年かけてリサーチした世界の帯水層の地図を製作したと発表しました。
世界に帯水層は広く分布しているが、その資源としての形成には気の遠くなるような年月が必要だということは、海洋性気候で多雨多湿な日本に住んでいるとぴんとこないかもしれない。私たちの川は世界のそれにくらべると滝のようだし、雨が降るとすぐに河川は増水し、長くても数日で海に至る。だが、日本でもいい水が長い間をかけて岩盤をうがち、地層に濾されて磨きがかかることも私たちは知っています。水は、長い年月をかけて雨と大地が作り出した貴重な資源なのです。今回発表された帯水のマップでは、日本は関東と大きな水系流域以外は、浅い帯水層による地域として分類されています。降雨に大きく依存していることがわかります。
オーストラリアの南西などは塩分を多く含んだ地下水(赤い斜線の地域)で飲料には適さない広大な地域として人目でわかります。雨の少ない地域は、緑の斜線です。また一方で、アフリカには考えていたよりも多くの水源と帯水層が広がっていることには驚きました。人口密度が小さいでしょうから、塩害をうまないようなソフトな水の利用のしかたであれば、水資源を新たに確保する方法がありそうですね。(t_t)
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