今年の南極オゾンホール、過去最大級にまで拡大する見込み / プレスリリース 気象庁
" 概要 今年の南極オゾンホールは8月下旬から急速に拡大し、現在も拡大を続けています。今後9月~10月の最盛期には、過去最大級にまで拡大すると予想されます。本文
1.オゾンホールの状況
オゾンホールは例年8月後半に現れ、9~10月に最盛期を迎え、11~12月に消滅します。今年の状況について、米国航空宇宙局(NASA)の衛星データを基に気象庁が解析した結果、8月下旬にオゾンホールが急速に拡大し、現在は南極大陸をほとんど覆うようになっています。
2.オゾンホールの見通し
オゾンホール形成の大きな要因はオゾン層破壊物質と気象条件です。大気中のオゾン層破壊物質の濃度は1990年代後半のピーク後も高い状態が持続しています。さらに今年はオゾン層破壊の促進に関係する南極域上空の低温域(-78℃以下)の面積が大きいことから、最大規模となった2006年に匹敵する程度まで拡大すると予想されます。世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が取りまとめた「オゾン層破壊の科学アセスメント:2006」によると、今後数十年間はオゾンホールが現れると予想していることから、気象庁では引き続きオゾン層の状況を観測し、的確な情報提供に努めます。
図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付 オゾン層情報センター
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資料全文
今年の南極オゾンホール[PDF形式: 283KB]
-----image : 資料P.2図1キャプチャー画像 "
関連資料
衛星観測による過去のオゾンホールの状況(1979-2007)
オゾンホール面積の年最大値の経年変化
フロン類濃度の経年変化
オゾン層・紫外線に関する年次報告書等 "-----気象庁、平成20年9月11日発表より
・気象庁が2008年7月のオゾン層と紫外線量の観測結果を発表-----しなやかな技術研究会、2008/8/27
コメント
オゾン層の破壊による南極のオゾンホールが、8月下旬から急速に拡大。今後9月~10月の最盛期には、過去最大級にまで拡大すると予想されるということです。南極大陸をすっぽりと、オゾンホールが囲います。紫外線量はかなりのものです。紫外線量と健康被害については、日本国内においても懸念材料ですが、南極では対策の知識がないと致命的な量となります。
南極に限らず、紫外線量は天気と場所によって差があります。曇りでも紫外線は降り注ぎます。紫外線を意識することも、今後はさまざまな意味で必要な21世紀を生きるための常識の一つといえるかもしれません。
自身の対策としては、紫外線カットの衣類を屋外でのトレーニング際には着るようにしたり、日焼けの習慣のない身体の部位はできるだけ泳ぐ時にでも露出しないようにしています。(t_t)
参考
・気象庁 : オゾン層・紫外線 / UVインデックス
気象庁 : オゾン層・紫外線 ~地球環境の診断表~ / オゾンホールの経年変化
・日本南極地域観測隊における越冬期間中の紫外線障害疾患の分析:南極における紫外線障害の成因の特徴と, 疾患発生の季節的及び年次的変化の検討-----CI NII,国立極地研究所-南極資料
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