北極海の海氷調査へ出航=大型観測船「みらい」-青森・八戸港 / クリッピング 時事通信
" 北極海を覆う海氷が今夏、どこまで減少し、どのようなメカニズムで減っているかを調査するため、海洋研究開発機構の大型観測船「みらい」(8687トン)が16日夕、青森・八戸港から出航した。 "-----時事通信、2008/08/16
関連
・海洋研究開発機構
/ 北極 / 北極海の便利ツール :
/ 海洋地球研究船 「みらい」
/ みらい 観測データー
-----Google Earthキャプチャー画像、[2008/8/15日の海氷のようす。NSIDC : View NSIDC Data on Virtual Globes: Google Earth より ]
プレスリリース / NSIDC,August 11, 2008
・Sea ice decline accelerates, Amundsen's Northwest Passage opens
" The pace of sea ice loss sharply quickened in the past ten days, triggered by a series of strong storms that broke up thin ice in the Beaufort and Chukchi Seas. Amundsen's historic Northwest Passage is opening up; the wider and deeper route through Parry Channel is currently still clogged with ice.
.......... "-----NSIDC : Arctic Sea Ice News & Analysis
コメント
2007年の北極の海氷の大幅な縮小から、今年の氷には消滅の危機との噂も聞かれたことがありました。幸い、実際には2005年度の状態に戻ったようですが、2000年に入ってからの縮小傾向というトレンドには変化がなく、棚氷の縮小など危機的な状態が続いています。
これらのことについて、日本が自らの手でデーターをもつことは有益です。可能な限り多くの国が、共同して情報を共有し分析を深めるべきです。
日本には、北極への領土的な野心はありませんが、その存在とは機構や国際的なエネルギー開発という意味で大きな意味をもっている場所ですから、、、。とはいえ、その海氷の縮小が北極の意味を氷にとざされた海から、航路、資源といった人間の野心にさらされることには、残念な気持ちにもなります。
ところで、この「みらい」ですが、「むつ」から原子力ユニットをとりのぞいた船ということです。奇妙な経歴をもった、いわくつきの船ですが、観測船として役目をはたしているようですね。
お盆休み前に集めた情報が残っていたので、「みらい」の出航の記事とあわせて、前エントリーの補足としてアップしました。(t_t)
参考
・2007 Arctic Sea Ice from AMSR-E with Alaska in Foreground-----NASA -Scientific Visualization Studio -
・Google Earth Community : Arctic Sea Ice at another record low (09/10/2007)
-----Google Earthキャプチャー画像、[2008/8/15日の海氷のようす。NSIDC : View NSIDC Data on Virtual Globes: Google Earth より 南極]
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