注目度アップ、三菱自動車のi MiEV
三菱自動車の軽自動車タイプの電気自動車、i MiEV。これまでに何度かとりあげてきたが、ますます注目度がアップしているようなので、ちょっとまとめてみました。
日経Ecolomyの記事によれば、洞爺湖サミットの際に行われた、東京から洞爺湖までのロングトリップの結果、「同等サイズのガソリン車のおよそ5分の1、燃料代は7.5分の1」との結果が報告されています。このイベントのために設置された急速充電場所を利用しての充電もかなり実用的、快適だった模様です。i MiEVの一般道の走行結果がよくわかる記事です。
・「500円で行ける東京―洞爺湖の旅」(08/07/08)-----日経Ecolomy,08/07/08
さらに詳しい報告は、以下に書かれています。
CO2削減/EV洞爺湖キャラバン 発進!! (出発式)
(StartYourEnginesX,June 20, 2008)
さて、イベントなどでは結構な人気を博しているi MiEVを1台、環境省が使ってみるらしい。
プレスリリース / 環境省、平成20年7月31日
・電気自動車の導入について
" 環境省は、公用車として電気自動車(三菱自動車工業 i MiEV)を導入いたします。
1.電気自動車は、走行時の窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)等の排出ガス及び
CO2(二酸化炭素)の排出が無く、また、走行騒音を大幅に低減できるなど、優れた環境性能を有しています。
2.環境省においては、こうした環境負荷の少ない低公害車を公用車として率先導入することとしており、今年度、試験的に電気自動車「i MiEV」(三菱自動車工業)を、8月1日より導入いたします。
3.i MiEVは、車載の充電器を使って、家庭用の電源でも充電できるほか、電力会社等で開発中の急速充電器を使えば短時間で充電可能です。環境省では、車載の充電器を使用して、200Vの電源により夜間充電を行い、走行に応じた電力消費に係るデータの把握を行います。
4.今後とも、電気自動車などの低公害車の率先導入に努めるとともに、各種施策を推進し、低公害車の普及促進を図って参ります。
..........
( 参 考 ) i MiEV の概要より
.....
一充電走行距離(10・15 モード) 160km
.....
電池 種類 リチウムイオン
総電圧 330V
総電力量 16kWh

-----image : 同資料より
..... "
----------
コメント続き
i MiEVのスペックをみると、走行距離と充電時間がネックなのかなと考えていましたが、急速充電モードでの充電では、30分で満充電の80%程度ぐらいまで充電できるとこのとですから、ちょっと休憩すればまた100kmぐらい走れそうです。これなら、商用車としての利用の道もありですね。日本でも、地域限定で電気自動車が早期に普及するケースもでてきそうですね。それにしても、日経Ecolomyの記事の”500円で行ける東京―洞爺湖の旅”というコピーの訴求力は素晴らしい。ただし実際の走行では昼間の充電だったのに対して、この500円は、夜間電力での計算とのこと。昼間の充電で、総走行距離858.7km。消費電力は85.65kWh。電気料金1713円ということだったとのことです。このあたりの数字、実際の公道でのデーターとしてメモさせていただきました。(t_t)
参考エントリー
・富士重工業 「スバル プラグイン ステラ コンセプト」を開発 / プレスリリース-----しなやかな技術研究会、2008/07/04
追加情報
・スバル プラグイン ステラ、三菱自動車 i-MiEV いよいよ発売開始-----しなやかな技術研究会、2009/06/11
人気blogランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン3
--- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク-----
-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1 、しなやかな技術研究会のタイムライン2]--
[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]
| 固定リンク
« トヨタ、パーソナル移動支援ロボット『Winglet』を開発 / プレスリリース | トップページ | Buckminster Fuller Challenge 2008 、賞はジョン・トッド氏に! »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント