2050年に、温室効果ガス60~80%削減案浮上。ところで、福田さんの低炭素社会ってどんなん?
福田首相が、洞爺湖サミットを前に長期目標を発表するという。
・政府、温室効果ガス60~80%削減案 50年時点で-----asahi.com,2008年05月11日
" .....政府は10日、日本国内で排出される温室効果ガス削減のため、長期目標を定める方針を固めた。具体的な数値は調整中だが、2050年の時点で「現状より60~80%削減」とする案が有力で、6月に公表する。..... "
前、安倍首相のクールアースを引き継ぐと公言してきた福田首相。それでも、その具体的本気度が見えてこない、あてにならないと感じてしまうところが、首相にとっても、国民にとっても不幸な点です。別の報道では、”6月に「福田ビジョン」 50年時点の温室ガス削減”と紹介されているが、政権運営に支障をきたし、国民のコンセンサス作りに失敗している福田首相のもとでは、長期目標というのも、、、、かなり皮肉な文言に見えます。
・6月に「福田ビジョン」 50年時点の温室ガス削減-----中国新聞、'08/5/10
福田首相の描く低炭素社会ってどんなものなのでしょうか? 知りたいのは、より具体的な政治のヴィジョンなんですが、、、、。国際協調を前提とせず、まずは日本としての国づくりヴィジョンが必要とされています。
さらには、洞爺湖サミット議長国としての国際的な期待も高まっています。この時期、支持率の低下、国民意識との乖離を指摘されるも、、、リーダーシップを発揮していただく必要があります。期待するしかないのです。
・アフリカ開発会議:日本の温暖化対策支持…共同文書判明-----毎日jp,2008年5月11日
日本の国際的なリーダーシップ。そして、日本の将来のヴィジョン。
インド、中国、そしてアメリカなどの動向を気にすることも必要ですが、まずは京都議定書をきっちりと排出権だけで処理しないで、道路や公共交通網、家や町作り、食や水資源、そしてエネルギーなどの将来に向けてのヴィジョンを打ち出し国民に問うべきです。以外に低炭素社会が国民の生活に豊かな面をもたらす可能性を追求することで、国民は低成長社会と教育、福祉の充実という次の時代を大事に育てるという、”つらくても実現しがいのある道”を選択するかもしれませんよ。(t_t)
参考
・地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト 「脱温暖化2050プロジェクト」成果発表のお知らせ ~2050日本低炭素社会シナリオ:温室効果ガス70%削減可能性検討~-----国立環境研究所、2007年2月15日
・日中共同声明が出されています-----京都議定書の次のステップは何だろう、2008-05-10
・北海道洞爺湖サミットの行方を案ずる緊急声明-----京都議定書の次のステップは何だろう、2008-04-28
-----イメージ(pop up ; ”小田原城 ”)
-----photo by Rina 2008-----
参考エントリー
・中央環境審議会地球環境部会における「低炭素社会づくりに向けて」のとりまとめについて / プレスリリース 環境省-----しなやかな技術研究会、2008/04/11
・「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」における”革新的太陽光発電”-----ソフトエネルギー、2008/03/11
・英国が気候変動関連法案 2050年までに温室効果ガス60%削減 / クリッピング MSN産経ニュース-----しなやかな技術研究会、2007/11/19
・首相、温暖化ガスを2050年までに世界で半減・アジアの未来 / クリッピング NIKKEI NET-----しなやかな技術研究会、2007/05/25
・政府が初めて温暖化ガス排出権を122億円で購入 / クリッピング NBonline-----しなやかな技術研究会、2007/04/23
・原発増やさずCO2を7割減 2050年に可能 / クリッピング 京都新聞-----ソフトエネルギー、2005/12/12
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