チベットに信教の自由を!
・Some Tibetan Exiles Reject ‘Middle Way’-----NewYork Times,March 21, 2008
中道。それが実際的な唯一の道。民族の生き残りのために、、、、
中国は、今回のチベットで発生しているさまざまな問題を、当初、過小評価していたのだろうか、、、、?
オリンピックを控え、チベットで発生した暴動は、結果チベットのことを世界に知らしめることになった。急速な経済発展をする一方で、さまざまな問題も膨れ上がってきた中国にとって北京オリンピックはなによりも成功させたい、させなければならないイベントだった。しかし、自らが領土とみなす自治区において、銃をもたない一般市民-----それが暴徒とみなされるような映像が意識的に強調され流されたとしても-----に向けて過酷な弾圧を行い、現在も強化しているという状態を完全には隠すことができなかった、、、
さて、今後の動きだが、この出来事は場合によっては、オリンピックだけでなく、中国がかかえる民族、宗教問題に新たな展開をもたらしはじめている。オリンピックと政治は切り離すのは賛成だが、ならば明確に人権と、信教の自由、そしてなによりも人が人として生きる、それが建前としても”どこかに存在しなければ”、スポーツの祭典も地に落ちる。
・米下院議長がダライ・ラマと会談、チベット情勢「良心への挑戦」-----NIKKEI NET,2008/03/22・挑発に怨念噴出 チベットの哀しみ ペマ・ギャルポ氏-----MSN産経ニュース、2008.3.21
・中国軍、ラサに精鋭部隊投入 チベット周辺包囲か-----MSN産経ニュース、2008.3.21
・China steps up manhunt for Tibet protesters-----International Herald Tribune,March 21, 2008
・Fears of contagion from Tibet-----Economist,Mar 21st 2008
(1984、ブッダガヤにて)
チベットが気になります。
気になる理由の一つは、1984年にインドのブッダガヤーでダライ・ラマ14世にお会いしていることがあります。旅の途中の偶然なのですが、数万人のチベット人があつまる大祈祷会の前に、20名ばかりの外国人の一人として、チベットの仏教信者のみなさんにお菓子をくばりました。理由は、その役目をする代わりに祈祷会のあとにダライ・ラマ14世に会うことができるということを友達のドイツ人旅行者から聞いたからです。
そして、独特な両手で印を作りまつ人々の手の上にお菓子置くようにして配り終え。他の外国人と一緒に別の場所に招かれ、短い講和のあと、順番に直接首に白い布をかけていただきました。内容、「日本人だね?」、私「はい。そうです」
というたったこれだけの会話ですが、お声の印象は強く残っています。
私は、一応、外国旅行の時には、仏教徒としています。しかし内容は、葬式仏教の域をでない、家の宗門としてです。....浄土真宗です。
ただ、そんなバチあたりな、ハンパな宗旨の中で、宗教的経験らしきものといえば、その祈祷会の開かれている場にいたといことと、祈祷会のあとで、縁がありブッダガヤの日本寺に宿泊し、丸山和尚という方に出会うことができたことがあります。そして日本寺で、毎日座禅とヨガ、そして日本寺の書庫から、沢木興道師の”道元禅参究”を真剣に読みました。宗教としての仏教は、その1週間だけの経験がすべてです。丸山和尚とは、それからお会いしていませんが、それが仏教について考えた、唯一の貴重な経験としてあります。丸山和尚は、私と友人になった何人かの日本人を菩提樹のしたにつれていき、チベット人の僧侶を指差し、この山賊のような人々が仏教の姿を教えてくれると、妙に自嘲気味に語られたことを覚えています。
その時、チベット人とも話しました。そして、日本人が仏教と思っているもの(つまり私が思っていたもの)は、チベット人にとっては、まさに辺境から来た仏教徒の話なのだということがわかりました。そこが、仏教の中心に近いところで、日本が辺境。日本に仏教をもたらした、仏僧たちの苦難にみちた旅の意味が日本から離れた、そこで考えてみるとその時空の距離を感じとることができたように思いました。
ダライ・ラマ14世、丸山和尚、そして外国人も含む多くのチベッタン・モンクたち、彼ら仏教者の姿の印象が強く旅の思い出として残っています。いわば、私にとっての、ささやかながらも宗教的な貴重な経験を得ることができた旅でした。
あの、真摯に祈るという空気感を見せてくれた、チベットの人々の命運が常に気になります。一日も早い信仰の自由がおとずれることを祈り、一つの命が大切にされる状況がチベットに生まれることをお祈りします。(しな研 つねとうとうじ)
チベット / Tibet 関連参考情報
*****ニュースサイト
・Googleニュース検索 : Tibet|チベット-----Google News検索 : Tibet
-ビデオニュース
・CNN Video : Tibet
-----Metacrawler Video検索 : Tibet-----
-----YouTube : tibet|チベット(関連度)-----YouTube : tibet|チベット(日付)-----
*****ブックマーク
・Tibetan Government in Exile's Official Web Site-
日本語、英語、そして、中文のwikipedia。
・Wikipedia : チベット-----Wikipedia : Tibet-----Wikipedia : 西藏(中)
-----チベットにおける問題については、ブックマークを整備していきます。-----
人気blogランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン2 --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク
-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1 ]--
[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント