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2008/03/14

地球温暖化、安全保障上のリスク・EUが報告書 / NIKKEI NET

" 欧州連合(EU)は地球温暖化が「安全保障上の深刻なリスクになる」とする報告書を作成した。水不足や農業生産の低下で紛争拡大や地域の不安定化が予想されるうえ、数百万人の「環境移民」が発生すると警告。温暖化対策を怠れば経済的なコストは世界全体の国内総生産(GDP)の20%に上るとした。..... "
-----NIKKEI NET,2008/3/11

関連記事
Javier Solana : Before the flood-----The Guardian,March 10 2008(tag : climatechange)

" ..........
What are we proposing?
First, to build up EU capacities across the board: from monitoring and early warning, to conflict prevention, crisis management and disaster response.
..........
We should also develop "carbon diplomacy".
..........
Third, we need to see whether existing rules of the game are "climate-proof". With rising waters and melting sea ice, there is an increasing need to address .......... "
 Climate change may spark conflict with Russia, EU told-----The Guardian,March 10 2008
" European governments have been told to plan for an era of conflict over energy resources, with global warming likely to trigger a dangerous contest between Russia and the west for the vast mineral riches of the Arctic.

A report from the EU's top two foreign policy officials to the 27 heads of government gathering in Brussels for a summit this week warns that "significant potential conflicts” are likely in the decades ahead as a result of "intensified competition over access to, and control over, energy resources”. "

EU governments warned of security risks by climate change: report-----AFP,10/03/08

コメント
 温暖化(EUのリポートや記事では気候変動となっています。)のさまざまな影響に早期に取り組むことで結果的に対応を容易にコストをかけないで解決できる、この点については、スターンリポートの流れを受けたもののようです。

-----イメージ(pop up ; ”幸運の滝”)


Kouunnnotaki

-----photo by Rina 2007-----

地球温暖化、経済リスクは大恐慌なみ 英政府が報告書 / クリッピング asahi.com-----しなやかな技術研究会、2006/11/10

スターン・レビュー「気候変動の経済学」の日本語版作成について / プレスリリース 国立環境研究所-----ソフトエネルギー、2007/02/17

 その8ページのリポートをみていなので、記事を読んでの憶測ですが、現在のところEUは気候変動問題においては、先進国は結局世界の他の国や地域に対して多くの関係性があり、援助、救済、協力、そして極北の氷が消えることで新たな火種を生みそうな北極圏をめぐる利権などの競争などさまざまな関係性の中に好むと好まざるとに存在し、この問題に早期に手をつけること、エネルギーと気候変動をEU各国間の重要案件として、まとめ取り組もうという意思を示しているといえます。京都議定書以降の、温暖化効果ガス削減の国際的な枠組み作りでは、EUの主張をとれば、当然EU圏に有利になるわけで、日本、米、そして、中国、インド、そしてそれ以外の国と地域などさまざまなかけひきがされる中で、とりあえず、EUの主張するか「対応が遅くなればなるほど、労力とコストがかかる」という点については、合意できる点だと思います。EUと協調路線も見えてきた日本、、、さて、洞爺湖サミットに向けて、いろいろな動きがまとまってきそうですね。
 日本政府に求めることは、正直にそして国際間の枠組みの中で、時にはタフに国民の生活を守ること、そして国のエネルギーと安全保障の優先順位を内外に向けて示すことです。(t_t)

参考
Gateway to the European Union (E) / Press Pack: Climate change

EU : DG Environnement - Climate Change

欧州連合 駐日欧州委員会代表部 / 気候変動



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