ツバル国における太陽光発電設備の運転開始について / プレスリリース 関西電力
" 当社が、ツバル国において、建設を進めてまいりました太陽光発電設備が、この度、完成し運転を開始いたしました。-----関西電力、2008年2月21日ツバル国は、南太平洋に浮かぶ9つの環礁島からなる総面積約26km2の小さな島国で、海抜が平均2mと低く、今後、地球温暖化による海面の上昇により「最初に沈む国」と言われています。
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本日、太陽光発電設備が無事完成し、ツバル国の首都フナフチにて、竣工式が執り行われ、その設備をツバル電力公社に移管しました。なお、今後2年間については、当社も当該設備のモニタリングと運転支援を行ってまいります。
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<参考資料>
・ ツバル国における太陽光発電プロジェクトの概要
「ツバル太陽光プロジェクト概要
【概 要】
・e8※の発展途上国支援プロジェクトとして、当社が主体となり、太陽光発電設備の建設と、運転およびメンテナンスの技術支援を実施。また竣工をもって、ツバル電力公社に設備を移管し、当該設備のモニタリングと運転支援を行うもの。
※e8:世界電力首脳有志の会議。地球温暖化防止を中心に、電気事業に関するグローバルな課題について検討・協力するため、1992年4月にG7加盟国の主要な電力会社(当時5カ国7社)が集まりe7を創設。2006年5月にe8となり、現在イギリスを除くG8加盟国の電力会社(7カ国9社)で構成。今回のプロジェクトでも、設備維持管理面の技術支援に関しては、e8メンバーの東京電力と連携して実施。
【設備容量】
40kW(年間発電量 約5万6千kWh)
【設置効果】
・約50t-CO2/年のCO2削減
・ツバル国における新エネルギー導入率(消費電力量比)がゼロから1.2%に
(参 考)
現在、ツバル国内の電力はツバル電力公社がディーゼル発電により供給
消費電力量:年間約480万kWh(うち一般家庭向け 約180万kWh)」 "
関連記事
・MOTTAINAI:ツバルに太陽光発電施設が完成--関電など援助-----毎日jp,2008年2月22日
コメント
-----Google Earthキャプチャー画像、[Fongafale Tuvalu,しな研マップ2]
”最初に沈む国”に40kWpの太陽光発電システムが、関電中心となり設置、今後2年間のモニタリングを行うという。世界中で大型の太陽光発電所の建設が進むなかでは、ささやかな規模の太陽光発電所です。それでも”ツバル国における新エネルギー導入率(消費電力量比)がゼロから1.2%”という規模に、一気に達するといことです。人口9600人の楽園が消費する電力は、驚くほどささやかなものです! (t_t)
参考エントリー
・ツバルからの"small is beautiful " 、適正技術プロジェクトによるバイオガスプラント-----ソフトエネルギー、2007/07/31
-----Google Earthキャプチャー画像、[Fongafale Tuvalu,しな研マップ2]
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追加情報
・ツバルで気候変動適応に向けた協力可能性を模索
2月26日~3月15日、プロジェクト形成調査団を現地へ-----JICA,2008年02月25日
" JICAはツバルの気候変動適応のための協力可能性を調査するため、2月26日(火)から3月15日(土)にかけてプロジェクト形成調査団(注)を派遣する。調査団は、日田春光外務省国際協力局国別開発協力第一課企画官を団長に、外務省、JICA、東京大学、国土交通省、環境省、コンサルタントから構成される予定。
調査団は、ツバルの気候変動の現状について調査するほか、関係政府機関、住民からのヒアリングや、フィジーにある地域研究機関などから情報収集を行い、日本による具体的な支援の可能性について検討する。 "
投稿: 追加情報 JICAプロジェクト形成調査団を現地 | 2008/02/26 09:45