平成19(2007)年の世界と日本の年平均気温について / プレスリリース 気象庁
-----参考イメージ : Google Earthキャプチャー画像、[日本周辺、2008/2/6 PM16:33収録]
" 概要 2007年の世界の年平均気温の平年差は+0.28℃で、統計開始以来6番目に高い値となりました。また、陸域のみの世界の年平均地上気温の平年差は+0.66℃で、最も高くなりました。 2007年の日本の年平均気温の平年差は+0.85℃で、4番目に高い値となりました。 本文世界の年平均気温
2007年の世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差*1は+0.28℃で、統計を開始した1891年以降では1998年、2005年、2006年、2003年、2002年に次いで6番目に高い値となりました。世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.67℃の割合で上昇しています(図1)。2007年は、北半球の中高緯度の陸域を中心に高温となり(図2)、陸域における地表付近の気温のみに基づく世界の年平均地上気温の平年差は+0.66℃で、統計開始(1880年)以来、最も高くなりました(図3)。
日本の年平均気温
2007年の日本の年平均気温の平年差*1は+0.85℃で、統計を開始した1898年以降では1990年、2004年、1998年に次いで4番目に高い値となりました。日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.10℃の割合で上昇しており、特に1990年代初め以降、高温となる年が頻出しています(図4)。
平均気温の変動の要因
近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。世界及び日本の年平均気温、月平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています( http://www.data.kishou.go.jp
/climate/cpdinfo/temp/index.html )。*1 平均気温の平年差は平均気温から平年値を差し引いた値です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。
MEMO-----
”なお、1891 年以降の各月の月平均気温平年差および各年の年平均気温平年差の分布図を次の
ページに掲載している。
http://www.data.kishou.go.jp
/climate/cpdinfo/temp/map/temp_map.html ”別添え資料 : 平成19(2007)年の世界と日本の年平均気温について[PDF形式: 206KB] より
発表の図についても、同資料に掲載されています。 "
-----気象庁、平成20年2月1日
コメント
添付資料の図と解説の文章をよくご覧になってください。結構急激な温度環境の変化に地球全体が見舞われているのです。じっさいの微気象、微地形における、人間の営為による温暖化効果ガス排出によると思われる証拠を提示することは、最高のシュミレーション技術を用いても無理だと言われます。しかし、事実としてのデーターと、森林破壊、大気汚染、永久凍土と海氷の急速な消滅、そして、海洋の表面から深層にわたる温暖化も含めた、急激な温度変化、、、、それらが、現在、そして未来にわたり、確実に私たちの生活環境、地球の生命全体にとっての環境を悪化させることは、”明らか”です。
問題は、時間です。対応は、困難を極めますが、早期に劇的な対応を行った場合、後手に回って”このままのペースでの対応”だった場合よりはるかに小さな予算と努力で対応を行うことができるということです。ただ、早期に劇的な対応となると、十分な議論をすべきということになります。方向が間違えば、対策にならないからです。なかなか難しい問題です。
昨年から、ずっと自分なりの考えをまとめて来て、2050年に温暖化効果ガス50%削減プラス再生可能エネルギー50%導入という不可能とも思えるシナリオを考え、それをささえる生活の技術についての情報の収集、そして、可能なかぎりそうしたモデルケース、実際の生活の場を作っていくことが、しなやかな技術研究会のやりたいことだと考えています。しな研もどこかで、具体的なモデルーケース、情報発信を行う機会を作りたいと考えております。(t_t)
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コメント
yutakarlsonさん
コメントありがとうございます。Democracy Now! は、私もできるだけ見るようにしているサイトです。日本語サイトが充実してきましたね! 素晴らしい。
WebLink_ALT Mediaリンクに日本語サイトを追加しました。
しな研 t_t
投稿: t_tsuneto@greenpost.jp | 2008/02/12 18:41
ピザテンフォーのyutakrslsonです。鯨の問題にせよ、環境問題にせよ、私たちは自分でモノを考えているつもりでも無意識に第三者に操られているのではないかと思えるときがしばしばあります。
自分の眼で確かめる、自分の頭で考えるという習慣を養わないと、とんでもないことになるような気がしています。だからこそ、マスコミ以外のブログのような存在も重要だと思います。
私は、私たちを操っているかもしれない、巨万な富を生み出すシステムに関してブログに記載してみました。是非ご覧になって下さい。私たちは、巨大な富を生み出すシステムを操る人達に、操られているのかもしれません。あなたは大丈夫だと言い切れますか?
投稿: yutakarlson | 2008/02/07 10:59