福田首相がダボス会議にて、洞爺湖サミットに向け、気候変動問題の重要性を強調
スイスで開催されている世界経済フォーラム(The World Economic Forum)、通称ダボス会議において、気候変動問題が優先順位の高い問題であることを強調。昨年、安倍首相が提唱した”クールアース”計画を引き継ぐ形で推進すると表明。2020年までに世界のエネルギー利用効率を30%改善する目標設定を盛り込んだ地球温暖化対策を主要排出国”全体”に向けてのコンセンサスを洞爺湖サミットまでに求める方針を表明した。具体的な数値目標への政府の回帰と、とれる発言。しかし、具体的なイニシァティブが発揮されるかについては、国際的にも評価や期待はあまり高くないのでは、、、、
さらに、アフリカなどの発展途上国の抱える貧困、生活と自然環境のかかえる困難の解決に向けても日本が国際世界と協調して役目を果すと強調した。
この模様は、WorldEconomicForumのYouTubeサイトで英語の副音声をつけて発表されています。英語が大きく日本語は聞きづらいです。
-----World Economic Forum Annual Meeting 2008,January 26, 2008
" Special Address by Yasuo Fukuda
Yasuo Fukuda with Klaus Schwab "
関連記事
・温暖化ガス 国別目標を 福田首相、省エネ30%改善を提唱-----FujiSankei Business i. ,2008/1/27
" 首相は演説で「サミットの最大のテーマは気候変動問題だ」と強調。世界全体の温室効果ガス排出量を50年までに半減するとした日本の長期目標達成に向け、「クールアース推進構想」を示した。 "
・福田首相はどんな気温安定化目標を想定しているのか?-----温暖化いろいろ、2008-01-27
コメント続き
福田首相が日本の企業のアフリカでの支援と産業育成において蚊帳の生産の分野で大きな成果をあげていることなど、さらには環境技術で、気候変動と貧困の問題に全体的なソリューションをもたらすことができる点などに触れたのは、”身”が感じられなかった発言の中では、ちょっと好感ですね。クールアースは、とってつけたようなので、とにかく実効ある温暖化効果ガス削減交渉において、日本の国益も地球環境も損なわないかたちで、取り組み、それを有効にアピールできるのか、、、福田さんに注目せざるおえない面もあります。しかし、国会は混乱していて、安定した取り組みができるかについても懸念があります。タイミング的にまた混乱すると残念ではすまない時間の無駄を生みだしかねません。なお、30分ぐらいから、トニー・ブレアー前イギリス首相のコメントがはいります。3つの質問、アフリカの貧困、洞爺湖サミットにおける気候変動、国際テロリズムに関する姿勢、についてが福田さんに発せられます。さらには、Klaus Schwabさんから、現在の経済の混乱についても対応を質問されます。
全体が公開されるので、非常にわかりやすいですね。同時通訳の人の能力が高いので、”福田さんの日本語”でも不都合がないのには驚きます。ボノさんとの懇談ももたれたようですが、そのビデオは探せませんでした。(t_t)
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・U2のボノ氏、ダボス会議でアル・ゴア「神父」にざんげ-----GreenPost -Heuristic Life -,20081/26
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