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2007/12/07

大気中の温室効果ガス濃度は過去最高の水準 / プレスリリース 気象庁

" ~WMO温室効果ガス年報第3号の発行~ 概要 世界気象機関(WMO)による温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)第3号(11月23日発表)によれば、2006年の世界の二酸化炭素、一酸化二窒素、メタンの大気中の平均濃度は、過去最高水準となっていることがわかりました。

本文
WMOは、世界中で観測される温室効果ガスの濃度を毎年取りまとめて、温室効果ガス年報として発表しています。気象庁は、WMOの温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)を運営して世界中の観測データを収集し、その解析結果は本年報に反映されています。本年報の第3号(11月23日発表)によれば、世界の二酸化炭素および一酸化二窒素の平均濃度は引き続き増加しておりこれまでの最高となったこと、二酸化炭素は最近増加傾向が強まっていること、メタンについては増加が頭打ちになりつつあるものの依然として過去最高水準にあることなどがわかりました。本年報は、気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)及び京都議定書第3回締約国会合(MOP3) (12月3日~14日、インドネシア・バリ)において配布される予定です。
図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

なおWMO温室効果ガス年報第3号は、以下のURLにてご覧になれます。
WMO/GAWのホームページ:http://www.wmo.int/pages/prog/arep/gaw/gaw_home_en.html
WDCGGのホームページ: http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg_j.html

資料全文
大気中の温室効果ガス濃度は過去最高の水準 ~WMO温室効果ガス年報第3号の発行~ [PDF:363KB]


Kisyoutyou0712
-----image(pop up ; "図1 二酸化炭素の世界の平均濃度(丸印)とその季節変化成分を除いた濃度(細線)の経年変化(左図)と濃度増加の割合の経年変化(右図)。" : 上記pdf資料P.4 より
 "
-----気象庁、平成19年11月23日

コメント
 現在開催されているバリ島のCOP13(国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第13回締約国会議)にも提出されたという温暖化効果ガス濃度の情報です。大気中の温室効果ガス濃度は過去最高の水準になったという事実が,
ここにあります。

 とはいえ、いまだに、気候変動が人間の営為によるものであるのかという問題に、論争的に結論がでていないという人がいますが。結論がでるまで待っていては、手遅れだというのが、現在の立ち位置ではないでしょうか? 
 科学的には、大方支持されているのが、気候変動が実際に起り、それを人間の行動を変えることで危機的な状況を回避できるかもしれない、という可能性を人類が、自分たちの巻いた種(先進国など温暖化効果ガスの排出国が巻いた種)として最後まで責任を負おうという当為を得ることができるのか? が現在問われていることだと思います。(t_t)

参考記事
ここまでわかった!地球温暖化の現実(第1回----- nikkei BPnet 環境ポータル,ECO JAPAN,2007年7月13日-----2回、2007年7月20日-----3回、2007年7月27日-----4回、2007年8月3日(取材・文/日経エコロジー)

「温暖化懐疑派・否定論」 の記事一覧-----温暖化いろいろ

関連エントリー
増え続ける大気中の温室効果ガス ―世界気象機関(WMO)が温室効果ガス年報の刊行を開始しました― / プレスリリース 気象庁-----しなやかな技術研究会、2006/03/21



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