ポスト京都の行程表採択 COP13閉幕、米中含む部会新設 / クリッピング 中日新聞
" ..........COP13)は15日午後3時(日本時間同4時)、2013年以降のポスト京都議定書に向けた交渉の進め方などを示す行程表「バリ・ロードマップ」を閣僚級の全体会合で採択し、閉幕した。ロードマップは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書について前文で触れたものの具体的な数値目標がなく、実効性が問われるスタートとなった。 ..... "-----中日新聞、2007年12月16日
関連情報、記事
-----image(参考) : Google Earthキャプチャー画像、[2007/12/16 PM17:20]
プレスリリース / UN News Centre ,15 December 2007
・Secretary-General Ban welcomes climate change breakthrough in Bali
" After almost two weeks of marathon discussions, delegates have agreed on both the agenda for the negotiations and a 2009 deadline for completing them so that a successor pact to the Kyoto Protocol on greenhouse gas emissions can enter into effect in 2013.Under the so-called Bali Roadmap, the key issues during the upcoming negotiations will be: taking action to adapt to the negative consequences of climate change, such as droughts and floods; devising ways to reduce greenhouse gas emissions; finding ways to deploy climate-friendly technology; and financing adaptation and mitigation measures. "
-----Saturday, 15 December, 3:00 p.m. Agreement Reached on the Bali Roadmap
-----Welcome to the United Nations Climate Change Conference in Bali
・ポスト京都交渉決議要旨 気候変動の締約国会議-----中国新聞、12月15日
" 気候変動枠組み条約締約国会議が採択した、条約の下での新たなポスト京都国際交渉に関する決議の要旨は次の通り。
..........
新たな作業部会を設置し09年に交渉を終える。初会合を08年4月までに開催。引き続き6月、8月または9月、12月に会合を開く。 "
・Climate Plan Looks Beyond Bush’s Tenure-----New York Times,December 16, 2007
・Who Won and Lost at Bali-----TIME, Dec. 15, 2007
コメント
バリで4日から行われていたCOP13(国連気候変動枠組み条約の第13回締約国会議)は、15日に予定より遅れて国際的な協調への可能性を残した形で今後の日程を”全員参加”という形で決めることにこぎつけたようです。森林の温暖化効果ガス削減における役割を認めるなど、技術や省エネに依存しない環境維持型の保護活動や植林などの役割が評価されるなどの進展があったようですが、一方でEUが主張した責任ある数値目標が削除されるなど、今後に大きな課題を残す交渉となったようです。
といいつつも、しな研としては、温暖化効果ガス削減によりエコロジカルなライフスタイルの確立を目指すという目標から見ると、今回の結果はぎりぎりボーダーラインでした。というのも、この国の政治が目指す現状のライフスタイルには希望がなく、どんな国際的に評価される結果がでたとしても、国内の生活が見えてこないどころか、政治の責任放棄が著しくて建設的に考えることができないからです。ここまで無茶苦茶な行政の制度、システム疲労と劣化が進んでしまった状態で、税金の使途の議論すら意味がない状態になっています。さらに赤字国債の累積を考えれば、あまりにも無責任でひどい状況です。
年金(医療保険、福祉の切捨て)、肝炎(エイズ、アスベスト、放射能、、、、)、防衛などの問題と環境、エネルギー、食料の安全と保障の問題は、つながっています。この政治の元で、エコロジカルな自立的なライフスタイルの確立を、政治的な広がるの中で議論することは意味がないと感じます。
ただし、今回のCOP13でのタフな国際的な交渉の中で、NGOやNPO、そして国の大小にかぎらず多くの人々が、気候変動という問題が人類全体のものであり、非常に困難であっても取り組むべき問題であるとの認識を国の利害を超えて世界でアピールしている姿をネットで見ることができました。 この問題ありありの国で、エコロジカルで脱石油、カーボンを削減できるライフスタイルを考え、実現することは、可能である重要な課題であると思います。マスコミでは、TIMEの記事、Who Won and Lost at Baliが、NGOのサイトでは、CAN : ECO Newsletters が大いに参考になりました。おすすめの記事です。(t_t)
関連エントリー
・気候変動バリ会議、行程表を採択-----GreenPost -Heuristic Life -,2007/12/16
----------はてなブックマーク : green_tomatoのブックマーク > COP13----------
参考
+マスメディア
・日経Ecolomy : 温暖化防止バリ会議(COP13)特集
----------Googleニュース検索 : 気候変動|COP13|バリ|温暖化----------
+NGO,NPOなど
・気候ネット
COPMOP Journal COP13/COPMOP3滞在記
+関連情報
・Gateway to the United Nations System's Work on Climate Change
・United Nations Climate Change Conference, 3-14 December, Nusa Dua, Bali, Indonesia, (COP 13 and CMP 3)
United Nations Framework Convention on Climate Change
・IGES:国連気候変動会議 UNFCCC COP13 and COP/MOP3
・地球環境/UNFCCC情報 :11/27/2007 COP13及びCOP/MOP3の検討事項(アジェンダ要約)
・JCCCA Web 全国地球温暖化防止活動推進センターWebサイト - 国際会議レポート : 第13回締約国会議
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