戸建て住宅向け「床下点検ロボット」を開発 / プレスリリース 三洋電機
-----image(pop up) & text : 三洋電機、2007年11月07日発表より
" 真っ暗な床下を、簡単操作で確認可能
リアルタイムの映像表示で、家主様の満足度向上に貢献
三洋電機株式会社(以下、三洋電機)は、戸建て住宅の床下点検作業における、住宅メーカーのCS向上を実現する「床下点検ロボット」を開発しました。現在、複数の住宅メーカーと共同で評価を行なっており、サービス・メンテナンス体制も含めて事業化に向けた準備を進めております。
少子高齢化の進展や廃棄物問題の深刻化を受け、いいものを手入れし長く使う“ストック型社会”への移行を目指し、国民の豊かな住生活の実現を目的とした「住生活基本法」が2006年6月8日から公布・施行されました。住宅メーカーにおいても、すでに“長寿命住宅”が提案されています。一方で、住宅を長期に維持するためには、定期的な点検作業が必要となります。中でも、戸建住宅の床下は高さ30~40cmという狭いスペースであり、配水管や壁面の傷などの点検には作業者の負担が大きく、調査に時間がかかるという課題があります。また、実際の点検状況を家主様ご自身の目で一緒に確認できないのが現状です。このような昨今において住宅メーカーでは、点検の迅速化、さらに点検の透明性により顧客満足度の向上につながる「床下点検ロボット」への要望が高まっています。
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主な特長
1.前後の障害物などを自動で回避し、遠隔操作が簡単
ロボットに搭載されているカメラの映像を、室内でPC画面を見ながらマウスやジョイパッドで遠隔操作できます。さらに、各種センサーや画像処理技術を搭載したことにより、ロボット自身が障害物などを認知・回避する機能を実現。前進・後退もスムーズです。以下の機能により簡単な遠隔操作を実現しています。
-----image(pop up ) : 同発表より2.家主様も納得、リアルタイムの分かりやすい点検表示画面
3.データ管理が簡単でレポートも自動で作成できる、独自開発のソフトウェア搭載
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II.開発品の主な仕様品 名 床下点検ロボット
本体寸法 420 mm(L)×260 mm(W)×200 mm(H)
本体質量 9.6 kg (バッテリー含む)
乗越え可能段差高さ 85 mm
搭載バッテリー リチウムイオン電池
連続使用時間 140 分 "
コメント
本格的な住宅産業向きの遠隔操作ロボットの登場と考えていいでしょうね。価格は記載されていませんが、たぶんかなり高価でしょう。サイズは、巾が260mm×高さ200mmで長さが420mmということですから、かなり狭い床下の点検でも利用できるサイズです。同時に提供されるロボット用ソフトウェアで記録も取れ、画像はあとから詳しく録画して調べることができるでしょうから、さまざまな住宅産業と住み手である顧客の「長く、安全に住宅に住んでいきたい」というニーズにかなうものになりそうです。
そして、このロボット将来的には、床下だけでなく住宅、さらにはさまざまな調査などの用途に使えるものになりそうな予感のする商品です。電気屋さんでは、すぐに床下の配線時の通線に使える場合もあるでしょう。予備線を通せば、配管などにも利用できる可能性もあります。実際の工事現場でのロボットの利用に先達をつける商品開発になるかもしれません。(t_t)
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