「フライ油リサイクルシステム」本格稼動開始 / プレスリリース プレナス
" 店舗の使用済みフライ油を回収、バイオディーゼル燃料に精製して再利用東日本地区および九州・山口地区で持ち帰り弁当店「ほっかほっか亭」とごはん処「やよい軒」を運営する株式会社プレナス(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:塩井辰男、東証第一部 9945)は、店舗の使用済みフライ油を精製して、配送車の燃料(バイオディーゼル燃料)として再利用する「フライ油リサイクルシステム」を、平成19 年10 月から九州・山口地区で展開できる運びとなりました。 当初、同システムは、平成19 年1 月の本格稼動を目指しておりましたが、その後、計画を見直し、製造されるバイオディーゼル燃料をより安全、安心に使用するため、製造方法の改良を重ねて品質向上をはかり、併せて、燃料製造所の建設予定地についても再検討を行ないました。このたび、平成19 年10 月に福岡県朝倉市の当社物流センター敷地内にバイオディーゼル燃料専用給油所「プレナス ステーション」が完成することを機に、九州・山口地区(離島・沖縄県を除く941 店舗)にて、本格稼動することにしたものです。 .......... 「フライ油リサイクルシステム」のしくみ 当社が運営する九州・山口地区の「ほっかほっか亭」、「やよい軒」から排出される使用済みフライ油は、全店で年間約131 万リットルになります。これら全てを精製すると年間約118 万リットルのバイオディーゼル燃料が製造できます。これを当社の商品を配送する車両の燃料として使用することで、約3,100 トンのCO2が削減できます。この取り組みによって、当社は地球環境に配慮・貢献し、企業としての社会的責任の一端が果たせるものと考えています。 今後の展開と致しましては、まず、平成19 年10 月より九州・山口地区(離島・沖縄県を除く941 店舗)にて「フライ油リサイクルシステム」を本格導入し、近年中に東日本地区にも順次拡大導入を予定しております。 このような規模で、店舗使用済みフライ油の回収から燃料として使用するまでを自社で完結するリサイクルシステムは、日本初となります。 "-----プレナス、平成19 年9 月4 日発表(フライ油リサイクルシステムに関するお知らせ)より -----image同発表より
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・廃油から燃料、給油所稼働・ほっかほっか亭のプレナス-----日経Ecolomy,10/2
コメント 関連記事によると、”九州で使用する配送車などの約7割に当たる54台の燃料を賄う”ことができるという。最近は、弁当を買って食べることも少なくなっているが、むかしはお世話になりました。ほっかほっか亭のお弁当、揚げ物もたくさん食べたと思います。
プレナスの沿革を見てみると、弁当屋さんは、昭和50年代後半ぐらいから東京などでも販売を開始しているようですね。現在2000店だそうです。弁当の定番といえば揚げ物、大量の油を使用することになります。この植物の含有油脂を原料にバイオディーゼルオイルを自前で生成し、自社のトラックで利用することで、二酸化炭素の削減効果、燃料費の削減などが可能になります。
" 「フライ油リサイクルシステム」を導入することによって、 ①店舗から排出された使用済みフライ油をリサイクルし、資源循環型社会の一端を自社内で担うことができる。 ②チェーン店という特性を生かし、同じ品質の使用済みフライ油から品質、量ともに安定したバイオディーゼル燃料を供給することができる。 ③バイオディーゼル燃料のCO2の排出量はゼロカウントとされているため(カーボンニュートラル)、地球温暖化防止に繋がる。 ④使用済みフライ油をバイオディーゼル燃料化することで、限られた石油資源の使用量を削減できる。 ⑤将来的に懸念される原油高による配送費上昇への抑制が可能。 "-----同発表より
食料関係の産業も環境対応に社全体のシステムとして取り組む時代がやってきました。(t_t)
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