アジア地域における1980~2020年の大気汚染物質を算定 / プレスリリース 国立環境研究所
" ―NOx排出量は過去四半世紀で約3倍、更に2020年まで増加する可能性も― 概 要 国立環境研究所、海洋研究開発機構、九州大学、総合地球環境学研究所の研究グループは、アジア地域における多種類の大気汚染物質の排出量を算定し、その1980~2020年の変化を世界で初めて明らかにした。その結果、アジア地域の窒素酸化物(NOx)排出量が、1980~2003年の間で約3倍に増加(中国では約4倍に増加)するなど、アジアの大気汚染物質排出量が急増していること、更に、アジアのNOx排出量は2020年頃まで増加する可能性があることが明らかとなった。 .......... 図1は、1980年と2000年における窒素酸化物(NOx)(*5)の年間排出量の地域分布を示す。2000年におけるアジア全体のNOx排出量は年間2,730万トンで、中国(65 %)とインド(17 % )の排出量が非常に多く、最大の排出国である中国では、石炭火力発電所(34%)、工場等の石炭燃焼(25%)、自動車等の石油燃焼(25%)が大きな割合を占めている。また、NOx排出量は1980年から2000年の間に大幅に増加していることがわかる。"
-----image(pop up ) : 別添資料 図1[pdf]より
関連記事
・アジアのNOx排出量、四半世紀で3倍 環境研など推計-----asahi.com,2007年10月13日
参考エントリー
・首都圏の化学天気予報システムを開発 / プレスリリース 海洋研究開発機構-----しなやかな技術研究会、2007/08/28
コメント
大陸、アジア各地からの大気汚染物質は、海に流れます。当然のごとく、日本にも到達します。日本は、発生元であるとともに、大気汚染の被害者でもあります。もっとも、最大の被害者は、その発生源で暮らす当の国の市民です。
さらに、水や海洋の汚染の広がりも深刻です。中国が持続可能な開発へとシフトしたとしても、その人口圧力と経済発展のスピードは当分落ちることがないでしょう。
アジアは、どこに向かうのか、ミャンマー(ブルネイ)の民主化というような内政問題とはいえ、放置できないことがらなどへのアジア自らの自浄、調整能力が期待されるところです。しかし、本当のアジアの発展をもたらす、真の”盟主”はまだ登場していません。(t_t)
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