アジアの急速な石炭の利用が、温暖化に拍車をかける-----WWF「Coming Clean」リポート公開
世界的な石炭の需要高。それは、相場にもはっきりとあらわれ、あらゆる石炭市場のチャートに現れている。
たとえば、エネルギー関連チャート(原油価格 など)における石炭、ある市場では、
週をみれば、あがってきているなーが、月へとレンジを切り替えると、この数年の値上がり状況に驚く。
(Futuresourceのサイトでcoalで検索すれば、他の市場価格も表示されます。)
関連エントリー
・豪州東岸沖に、70隻の船が行列 石炭求め1カ月待機も / クリッピング asahi.com-----しなやかな技術研究会、2007/05/16
今回WWFが世界最大の石炭輸出国である豪でのAPECというタイミングを狙って発表したのは、急速に拡大するアジア、中国、インドにおける石炭消費の拡大による温暖化効果ガスの排出量の拡大という危機に関するリポートでした。
タイトルは、
"
Coming Clean: The Truth and Future of Coal in the Asia-Pacific"
-----image(ダウンロード公開中のComing clean - The truth and future of Coal in Asia Pacific [pdf, 2.02 MB] よりカバー、キャップチャー画像)-----
プレスリリース / WWF,04 Sep 2007
・Coming Clean: The future of coal in the Asia-Pacific region
" Despite Asia-Pacific’s unrestrained use of coal ? and its contribution to greenhouse gas emissions ? a new WWF report finds there is a role for the fossil fuel in a carbon-constrained energy future.The report, Coming Clean: The Truth and Future of Coal in the Asia-Pacific, released on the eve of the Asia-Pacific Economic Cooperation (APEC) summit, acknowledges that coal will contribute an important part to the energy supply of the emerging economies in the region, in particular China and India.
Coal and developing nations
According to the report, coal has a role to play in meeting the region’s energy demands but that it must be reduced to no more than 20% of all energy produced; tempered with the introduction of cleaner coal technologies, specifically carbon capture and storage, and regulated by government policies designed to better protect local environments and communities.With 88% of the current global increase in coal use coming from the developing nations of Asia, the report says industrialized nations need to assist developing economies to implement low emissions technologies in order to prevent dangerous global climate change.
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コメント続き
このリポートでは、インド、中国により大きな焦点をあてています。炭鉱の劣悪な労働環境、事故による人的な被害、露天掘りによる環境破壊などの計上されないコスト、、、そして発電の空気の汚染と温暖化効果ガスの排出という二重の生活、地球環境への脅威など。各国の経済発展が必要とするエネルギーの増大により、石炭の需要が急速にのびるなかで、引き起こされる問題に鋭く迫っていました。
インド、中国、フィリピンで急速にのびるアジアでの石炭消費の増大量の88%は、今やアジア地区から排出され、以上のようなさまざまな問題を引き起こしています。このリポートでは、石炭への依存をエネルギー消費のうち20%までに押さえ、新たに排出ガスの改善を可能にする新たな環境技術の導入が可能になるような環境作りへの即時での対応を求めています。(t_t)
-----image(ダウンロード公開中のComing clean - The truth and future of Coal in Asia Pacific [pdf, 2.02 MB] よりP.24-25、キャップチャー画像)-----
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