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2007/09/26

環境:地球温暖化は農業の崩壊に繋がる / クリッピング JANJAN

" 最新調査報告は、世界で最も人口の多い国になるインドが、地球温暖化により農業生産の最高40パーセントを失うことになるかもしれないと警告している。  ベテラン気象エコノミスト、ウィリアム・クライン氏は、世界の農業生産は今世紀深刻な被害に直面。気候変動の原因とされる温室ガスの排出を抑制しなければ、途上国は最悪の影響を蒙ることになると述べている。 "
-----JANJAN(IPS),2007/9/25-----IPS,Sep 12

関連
World Agriculture Faces Serious Decline from Global Warming-----Center for Global Development,September 13, 2007
/ Global Warming and Agriculture: Impact Estimates by Country  William R. Cline 09/12/2007
Cline20cover
-----image(Book "Global Warming and Agriculture")よりカバー画像-----

" Bill Cline has been a pioneer in the study of the economic effects of global warming. His latest book on the effects on agriculture is of great importance and he has provided another important landmark in the study of this crucial issue."

-Sir Nicholas Stern, I.G. Patel Chair, London School of Economics and Political Science, and author of the Stern Review on the Economics of Climate Change for the UK Treasury

”For too long environmentalists and earth scientists in the rich world have had an unfortunate near-monopoly on serious concern about climate change and its mitigation. This book will help change that. Its careful country-based estimates of the impact of climate change on agriculture constitutes a serious wake-up call to development economists, finance ministers in emerging markets, and analysts everywhere who care about sustained poverty-reducing growth in Asia, Africa and Latin America.”
-James Gustave Speth, Dean, Yale School of Forestry and Environmental Studies
..........
2007  paper  $21.95
*Available in pdf format(*このサイトより章ごとにダウンロードできます。以下目次)
Preface
Introduction and Overview
Chapter Two: Brief Survey of Existing Literature
Chapter Three: Key Issues: Carbon Fertilization, Irrigation, and Trade
Chapter Four: Country-Level Climate Projections
Chapter Five: Country-Level Agricultural Impact Estimates
Chapter Six: Dynamic Considerations
Conclusion
Appendices
References
Glossary  "

コメント
 気候変動による農業、食料生産能力の影響については、地域や国によって影響の見積はことなる。表題の報告書では、中国、アメリカ全体では影響は、少ないとみられているが、地域によっては深刻な事態がすでにはじまり今後数十年単位では、場合によっては国の基盤を揺るがしかねないと思う。

 この報告では、資金、インフラの整備ができていないアフリカ、アジアの発展途上の国はまともに被害をこうむると警告されています。世界の貧しい国がさらに苦境におちいる。このことを私たちはどんな風に考え、取り組んでいったらいいのでしょう?
 最近の異常気象による農地の崩壊という現実のイベントを見るとさらに深刻な”年が数年続く”可能性は否定できない。今後数十年の中に、深刻な干ばつ、大雨洪水の影響が数年間続くだけで、その地域の農業は崩壊してしまう可能性のある地域もある。インフラ、資金があっても大変なのだ。それらがない地域においては、深刻な事態に直面するだろう。

 今年、日本もさまざまな災害に見舞われた。雨不足、翻っての洪水と厳しい被害に見舞われた地域もあります。ただし、長い目でみれば、幸い、日本は海洋性気候、温暖化による温度上昇により、食料生産の現場への影響は、コントロール可能な範囲に収まるかもしれない。だが、低い自給率に、結局、世界とともに厳しい現実が待っている。国内の整備、準備、そして世界の気候変動対策への貢献。いったい自分たちに何ができるか、真剣に考える必要があります。(t_t)

参考エントリー
地球温暖化 : 農産物の「温暖化適応策」公開 リンゴ、水稲など13品目- -農水省HP / クリッピング MSN毎日インタラクティブ-----しなやかな技術研究会、2007/06/27

IPCCの第2作業部会が報告書を”まとめた”-----しなやかな技術研究会、2007/04/07



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コメント

はじめまして。ピザテンフォーのyutakakrlsonです。ピザテンフォーでは

地球温暖化防止策として紙のピザボックスそのものをなくす運動を展開中です。
宅配ピザでこうした試みをしているのはテンフォーだけです。
詳細は以下のURLをご覧下さい。
http://yutakarlson.blogspot.com/2007/08/blog-post_18.html
環境問題の複雑さと、環境映画のご紹介も掲載しました。詳細は以下の

URLをご覧ください。
http://yutakarlson.blogspot.com/2007/09/blog-post_24.html

投稿: yutakarlson | 2007/09/26 10:45

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