温室効果ガス半減目指す 経産省が技術革新計画策定へ / クリッピング Sankei Web
" 甘利明経済産業相は15日午前の閣議後会見で、2050年に世界の温室効果ガスの排出量を半減するとの目標達成のため、有識者会議を設置して「エネルギー革新技術計画」を策定することを明らかにした。 ..........二酸化炭素(CO2)を地中に封じ込める技術開発や、太陽光発電の発電効率の飛躍的な向上など、半減に向けて開発すべき技術.......... "-----Sankei Web,2007/08/15
関連
・経済産業省 甘利経済産業大臣の閣議後大臣記者会見の概要-----平成19年8月15日
"..........
まず、第1点は「Cool Earth―エネルギー革新技術計画」についてです。総理イニシアティブの「美しい星50」におきまして、2050年までに温室効果ガス排出量半減という長期目標を掲げました。この長期目標の達成には、既存の技術の延長線上ではこれは解決をしない、革新的技術開発が不可欠です。エネルギー技術分野において、世界トップ水準にあります我が国は、革新的な技術開発を世界レベルで加速・推進することによりまして、2050年の世界の排出量大幅削減に貢献できると思っています。このために、今後10年間を第一フェーズとしまして、まずは来年度予算要求から800億円程度を目途に予算の重点化を図り、革新的なエネルギー技術開発を強力に推進をしてまいります。これに特化していくように、予算を集中をしていくという、その枠を来年度800億と設定したわけです。具体的には、来年開催をされます洞爺湖サミットに向けまして、ゼロエミッション石炭火力発電などを重点的に取り組むべき革新的な技術開発の具体的な内容、それから国際連携のあり方について検討をするために、有識者会議を設置をして検討をして、結果を「クールアース-エネルギー革新技術計画」として取りまとめたいと考えています。
..........
【Cool Earth-エネルギー革新技術計画】
Q: クールアースの件ですけれども、先ほど世界レベルで革新的な技術開発をということでしたが、今の段階で世界に対して大きなアピール、アプローチなどについて何かお考えになっていることがあったら教えてください。A: これはアメリカがFutureGENという石炭のCO2ゼロエミッションということを掲げておりますが、これの協力が具体的にあると思います。CO2の封じ込め技術です。それから、水素社会に向けてどう技術を開発していくか。また、革新的な太陽光、エネルギー効率を革新的に上げていくような技術等々あると思いますけれども、もちろん最新の次世代原子力というのもあろうかと思います。
......... "
コメント
結構なことだと思います、大歓迎です。
といいたいが、現状では単に日本が得意だと考えている技術分野の将来を楽観的に見ているお気楽な予算付けとしかみえない。太陽電池の研究開発に予算はもちろん必要だろう。二酸化炭素のさまざまなストックや固定技術にだって予算は必要かもしれない。しかし、現在もっとも必要なのは、日本が得意でない分野での取り組みなのではないだろうか?
地震と縁の切れないわが国における原子力政策の見直しや、大規模集中型のシステムを補完するような中間的な技術の開発、研究にも積極的に取り組むべきだろう。
ところで、もちろん。得意ではない分野とは、政治が国民の立場にたち、安全でより安定し豊かな暮らしを実現するという分野のことだ。技術への投資は大事だが、技術だけでは国の未来はない。(t_t)
参考エントリー
・社会保険庁化する京都議定書-----佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン、2007年08月17日
お盆明けの頭に飛び込んできた佐藤さんのエントリー。まずは復帰の一歩に役立ちました。トラックバックを送らせていただきます。(t_t)
人気blogランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント