中国、CO2最大排出国に オランダ機関発表、新たな削減枠急務 / クリッピング 中日新聞
" オランダの政府系環境評価機関MNPは十九日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の二〇〇六年の排出量で、中国が米国を抜き世界最大となったとする調査結果を発表した。 "-----中日新聞、2007年6月21日
関連サイト
・Netherlands Environmental Assessment Agency / プレスリリース、19 June 2007
・China now no. 1 in CO2 emissions; USA in second position / More info on China now no. 1 in CO2 emissions
-----imageも同発表より
" In 2006 global CO2 emissions from fossil fuel use increased by about 2.6%, which is less than the 3.3% increase in 2005. The 2.6% increase is mainly due to a 4.5% increase in global coal consumption, of which China contributed more than two-third. China’s 2006 CO2 emissions surpassed those of the USA by 8%. This includes CO2 emissions from industrial processes (cement production). With this, China tops the list of CO2 emitting countries for the first time. In 2005, CO2 emissions of China were still 2% below those of the USA. These figures are based on a preliminary estimate by the Netherlands Environmental Assessment Agency (MNP), using recently published BP (British Petroleum) energy data and cement production data. In the 1990-2006 period global fossil-fuel related CO2 emissions increased over 35%. "
関連記事
・China overtakes U.S. as top CO2 emitter - Dutch agency-----the star online,June 20, 2007(Reuters)
コメント
急速な経済成長著しい中国。ついに二酸化炭素排出量で、これまで最大の排出国だったアメリカを抜き1位になったとオランダの政府系シンクタンクが発表しました。
これまでも言われているように、中国の急速な経済発展がもたらした弊害として、公害の拡大による水、大気、土壌の汚染など、一部には深刻な住民被害も報告されているようです。
これまで、あるときは大国、あるときは発展途上国としての立場を場面によりつかわけてきた中国にとっても、これほど早い”世界一位”は深刻に受け取られているようです。
このタイミングで、こんな報道もありました。
・【CRI】国務院、気候変動対策グループを設立-----中国情報局、2007/06/20
対応をするといっても、広大でコストも時間もかかります。中国経済の正念場かもしれません。中国の水環境の汚染はニュースの中でも特に深刻なものと考えてますが、温暖化した地域では水不足、水がある地域ではホテイアオイの大繁殖や植物性プランクトンの発生などにより、急速に水質が悪化していることなどが目にとまります。
・【写真】養殖魚が全滅-重慶で白濁の河川汚染2日間-----中国情報局、
2007/06/21
・三峡ダム湖にホテイアオイ発生、天敵利用の駆除準備-----中国情報局、
2007/04/19
関連エントリー
・2つの湖で有毒の藻が大量発生、水道水を停止-----GreenPost -Heuristic Life -,2007/6/18
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