IPCCの第2作業部会が報告書を”まとめた”
昨日6日の夕方すぎからようやくニュースなどで様子がわかってきたが、それまではスケジュールも狂い、一部議論が紛糾しているというような情報も流れ、いったい何が起っているのかとやきもきしていました。6時すぎになって、ようやくまとまったことがわかりました。
関連記事
・水不足人口数億人も増加 熱波の死者など既に顕在化-----東京新聞、2007年4月6日
・気候変動政府間パネル、「1.5-2.5度の気温上昇で動植物の30%が絶滅」 - ベルギー-----AFP BB News,2007年 04月 06日
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報告書によれば、温暖化は、すでに人類と野生に多大な影響を世界規模で及ぼしつつあるという。コンピューターを使用した気候モデリングでは、「温室効果ガスの排出削減対策がなされなければ、いずれ大惨事を招く」とする結果も出ている。
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前後の報道などで印象深かったのは、地球温暖化の影響は、アフリカ中央部、オーストラリアなどで水不足、干ばつによる農業の被害などを警告し、もっとも被害を受けるのは、貧しいインフラも資金もない国と人々であることに触れていたものでした。現在の国家、地域間の格差は、気候変動によりさらに過酷な格差をもたらす可能性があるということです。そして、貿易国、他国にエネルギーと食料を依存する国として、このことはまた別の視点から真剣に考えるべきだと思いました。
折りしも、英国の提案により国連の安全保障会議でも気候変動が取り上げられることになり、アフリカの政情不安と干ばつ砂漠化と大雨洪水という極端な気象変化の傾向に対する対策などが議論されることになりそうです。
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・2007/04/06-14:31 気候変動テーマに異例の会合=「国際平和と安全」に関連-安保理
日本やアメリカでメディアやブログをチェックしていて感じるのは、地球が温暖化するのはかならずしも悪いことではないという話を読むことがあります。しかし、日本でも水不足や農作物への病害虫の影響はすでに懸念されています。水不足どころか、降水量が増える地域もありそうですが、今度は逆に大雨などの被害が増加する可能性がある地域があります。今後の気候変動は、少雨にしろ多雨にしろ極端になる傾向があるのかもしれません。
すでに深刻な水不足に襲われている国があります。アメリカ、オーストラリア、中国、アフリカなどのニュースはすでに流れていますし、その他の地域でも今後水不足を心配している地域、国が増えてきています。水は、なくてはならいものです。そして、水がなくては農業はできません。現在日本が作物を輸入している地域に影響がでることも考慮して、各国とのつながりを強化すべき時だと思います。(t_t)
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・気象庁、「異常気象リスクマップ」を公表 / クリッピング EICネット-----しなやかな技術研究会、2007/04/02
・2050年、アジア諸国を水不足が襲う。...そして、すでに水不足は各地で発生している-----Project 50/2050,2007.01.31
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