三菱重工 白色有機EL成膜装置を開発、利用効率50%以上アップ / クリッピング FujiSankei Business i
" ..........今後、実証機での試験を経て2009年からの販売開始を目指す。-----FujiSankei Business i.,2007/4/7白色有機EL照明は、基板に有機材料を薄く膜状に蒸着させ、電気を通すことで発光させる仕組み。蛍光灯に比べ消費電力が少ないうえ寿命も長く、水銀を用いないため地球環境に優しい次世代の照明として実用化が期待されている。 "
関連サイト、情報
プレスリリース / 三菱重工業、2007年4月6日
・有機EL照明実用化に道を拓く 材料利用効率を飛躍的に向上させた成膜装置を開発
" ..........しかし、その期待の大きさにもかかわらず、成膜工程における有機材料の利用効率が極めて低いことや、成膜の速度、パネルの大型化などに課題があり、生産コストの低減に目処が立たないことから、これまでのところ実用化されていない。今回開発した大型リニア蒸発源式インライン成膜装置は、これら問題の解決に大きく寄与する.......... "
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白熱球からコンパクト蛍光灯への切り替えによって、省エネと利用時間によっては電気料金に大きな差がでます。省エネの中で非常に有効なものであると言われています。日本では、結構使っている人を見かける電球形蛍光灯 やコンパクト蛍光灯、値段も下がって使う人は増えているようです。
さて、こうした蛍光灯では、市販品レベルでもたぶん100 lumens / W ぐらいの消費電力あたりの明るさを実現する製品が近い将来に実現するだろうと思います。
蛍光灯の省エネ、コストの進化には期待大ですが、使用用途によっては、高輝度LEDや今回三菱重工業が製造技術に先鞭をつけた有機ELにも期待がもてそうです。しかし、LEDの照明への利用はどんどん進んでいるようですね。高輝度LEDの灯具としての、消費電力あたりの光束は、20 lumens / W 程度ですが、用途によっては、すぐれた照明器具が生まれています。
最近目を引いたのは、松下電工の病院用のLED照明器具、病院内のあちこちで、使われているかもしれません。交換寿命40000時間は、メンテナンスの手間とコストを下げる意味でも有効でしょう。廊下などの常夜灯として利用されるよか、屋外のセキュリティ灯などとしても利用されています。スイッチが入った瞬間から当初の明るさとなる性質も魅力です。
今後、表題の有機ELは、面発光という特長により、蛍光灯、LEDとはまたちがった用途、照明としてのメリットがでてきそうです。早く、安くなって一般家庭でも使ええるようにならないかと思います。現在のところ、発光ディスプレーなどに利用されているようですが、照明用途でもかなり使えるシーンがあると思います。(t_t)
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