私のゴミは、1日当たり 1,131 グラム ”らしい”
自分が1日平均どれだけのゴミの量を排出しているのか把握している人は、たぶんいたとしても相当まれな存在なのではないか。このほど環境省が発表した統計データーによれば、1人1日当たりのごみ排出量 1,131 グラムらしい。この排出物の中には、し尿も含まれているというから、結構複雑な数字です。この量は、前年比1.3%減だというから、ちょっとだけ消費(消化?)したゴミの量は減ったことになる。
プレスリリース / 環境省、平成19年4月16日
・一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成17年度実績)について
" 平成17年度における全国の一般廃棄物(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況等に関する状況について調査し、その結果を取りまとめたので公表します。結果の概要は次のとおり。
1.ごみの排出・処理状況
(1)ごみ排出の状況:ごみ総排出量、1人1日当たりのごみ排出量ともに減少。
・ごみ総排出量 5,273 万トン (前年度 5,338 万トン) [1.2%減]
・1人1日当たりのごみ排出量 1,131 グラム (前年度 1,146 グラム) [1.3%減]
(2)ごみ処理の状況:総資源化量・リサイクル率は着実に増加、最終処分量は前年比9.3%減少。
・総資源化量(再生利用量) 1,002 万トン (前年度 940 万トン) [6.6%増]
・中間処理による減量 3,540 万トン (前年度 3,594 万トン)
・最終処分量 734 万トン (前年度 809 万トン) [9.3%減]
・減量処理率 97.1 % (前年度 96.5%)
・直接埋立率 2.9 % (前年度 3.5%)
・リサイクル率 19.0 % (前年度 17.6%) [1.4ポイント増]
2.ごみ焼却施設の状況:.......... "
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コメント続き
”1人1日当たりのごみ排出量 1,131 グラム ”という数字は、平均の値。今回の発表では、リデュース、リサイクルのベスト3、さらにエネルギー回収(リユース)に取り組む自治体の名前があわせて発表されているのが興味深いです。例えば、リデュースでは、人口10万人未満の自治体のNo.1は、奈良県 野迫川村で148 グラム/人日。人口10万人以上50万人未満では、沖縄県 うるま市で751 グラム/人日、人口50万人以上では、東京都 八王子市の963 グラム/人日となっている。大きな都市になればなるほどゴミの排出量が増えている。小規模な自治体では、ゴミの排出量がなぜ多いのかについては、たくさんのことが想像できるが、このことを真剣に考えていくと、逆に田舎の小規模な自治体での生活は、不便というデメリットではなく、周辺の環境から食物、エネルギーなどを調達することで、ゴミの排出量を減らしている、つまりより少ないエネルギー消費で暮らしを成立させているという可能性が見えてくるかもしれません。発表されたPDFの23ページの資料”一般廃棄物処理事業実態調査の結果(平成17年度実績)について”は、家庭ゴミの姿を理解できる資料です。(t_t)
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