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2007/03/13

「地球温暖化と感染症 - いま何がわかっているのか?-」パンフレットの作成について / プレスリリース 環境省

" 地球温暖化と感染症に係る影響に関する懇談会  環境省では、地球温暖化により、感染症を媒介する動物の分布域が広がるなど、温暖化と感染症の関係が指摘されていることを踏まえ、こうした知見を広く国民に提供し、関心を高めることにより、感染症を予防するとともに、温暖化問題への取組を促進するため、「地球温暖化と感染症~いま、何がわかっているのか?~」パンフレットを作成しました。  パンフレットの作成にあたっては、昨年度開催した「地球温暖化の感染症に係る影響に関する懇談会」メンバーの全面的な協力を得ました。 .......... ○ 日本での影響が懸念されるものは次のとおり。 日本近海で、下痢や皮膚疾患などを起こすビブリオ・バルフィニカスという菌が検出される地域が、近年北上している。 デング熱を媒介するヒトスジシマカの分布域が年々北上している。 ○ 日本においては、マラリアやデング熱といった感染症が、温暖化の進展によって、ただちに大規模な流行を起こすとか、感染するというものではありませんが温暖化がもたらす媒介生物の分布域の拡大などにより、感染リスクが高まることが考えられます。 .......... "
-----環境省、平成19年3月8日発表より

関連サイト
地球温暖化の科学的知見 / パンフレット「地球温暖化と感染症~いま何がわかっているのか?~」 [PDF 5,700KB]
 上のサイトでは、上記資料の他に

" 「地球温暖化の影響 資料集」 [PDF 2,073KB]
 温室効果ガスの安定化濃度に関する科学者会合の結果について(国立環境研究所:平成17年2月10日)
スターン・レビュー(「気候変動の経済学」)の要約(Executive Summary)の和英版
 1/4 [PDF 320KB] 2/4 [PDF 950KB] 3/4 [PDF 360KB] 4/4 [PDF 305KB] "
 などの注目すべき内容の文章をダウンロードできます。

関連サイト
国立環境研究所 / 地球温暖化 / 第2部 見えてきた温暖化の影響 3人間社会への影響
Ondankaeikyou
-----image (pop up;同サイトのキャプチャー画像)

コメント
 マラリアは、日本国内では旅行者がもちかえったりする例はあるようだが、マラリア原虫を媒介するハマダラカ(Anopheles )の北限が宮古島ということです。検索すると、

平成15年度 ヒートアイランド現象による環境影響に関する調査検討業務報告書 平成16年3月環境省 / 参考文献 人の健康への影響〔D-F〕 / P.45 【文献 E】
「地球温暖化による人類の生存環境と環境リスクに関する研究 東アジア地域におけるマラリア
及び媒介蚊の地理的分布と、その規定要因の解明に関する研究」

" ..........熱帯熱マラリアの主要媒介蚊であるコガタハマダラカは、わが国では宮古島を北限としているが、温暖化による気温上昇を想定し、温度条件だけを考慮した場合、本種は奄美大島あたりまで生息分布域が拡大すると考えられる。そのため、繁殖に必要な幼虫の発生源や成虫の吸血源の備わっている沖縄本島北部、徳之島、奄美大島は十分な警戒を要する。
2)地球温暖化に伴う、東アジア地域におけるマラリア流行域の拡大予測 "

 とかなり詳しい情報が得られた。本州にハマダラカがすぐに現れる(非公式にはもう見たなんていう人もネット上には数件情報がありました、、、)ことはなさそうだとして、他の熱帯性の病気が温暖化とともに北上するということはたまに感染症が問題になる年があることを考えても、周期の中では健康への被害に会うことも考えられる。
 日本は、温暖化の影響として異常気象で湿潤になり、国内では未知の病気が上陸するということが懸念されるようです。ハマダラカは、在来の蚊とは、しりの模様と、”とまり方”が違うらしい。
 ”ご用心、ご用心”(t_t)

参考記事、情報
Next climate change report spells out effects of global warming-----International Herald Tribune,March 11, 2007

Scientists say warming will harm humans within decades-----The Morning Call Online,March 11, 2007
---------WNN Netwrok----------

地球温暖化が日本に与える影響について-----国立環境研究所(環境省)、平成17年1月27日発表
/ 地球温暖化の影響・適応(2007/3/12日現在、更新作業中との掲示)

World Health Organization -WHO- : Global environmental change
 / Climate change and human health - risks and responses(2003 : IPCC2001)



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熱帯地における健康管理〈蚊に刺されておこる病気篇 昭和58年3月版〉 (1983年)

熱帯の病気についてアマゾンを検索した。あまり資料はないようです

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コメント

>日本においては、マラリアやデング熱といった感染症が、温暖化の進展によって、ただちに大規模な流行を起こすとか、感染するというものではありませんが

 環境省がこう言っていたのが、興味深かったです。国立感染症研究所の倉根 一郎氏がマラリアについて、類似の発言(←下記の発言です)をしていたのは、知っていましたが・・・

『国立感染症研究所部長 倉根 一郎
環境省がいちばん心配していたのがマラリアです。マラリアはハマダラカがマラリア原虫を媒介することによって起きる感染症で、国内には媒介する9種類のハマダラカのうちコガタハマダラカなど4種類いることが確認されています。水田地帯に多く生息しており、主として夜間に活動して、マラリア原虫を血液中に持っている人の血を吸い、新たな人の血を吸う時に原虫を媒介して感染を広げます。
日本では明治時代からマラリア患者発生の報告があり、1890年には北海道の深川市に駐屯していた屯田兵とその家族に流行し、人口約6,700人のうち約1,500人が感染したと報告されています。また、大正、昭和になっても毎年数千人の患者発生がありましたが、第二次大戦後の1946年をピークに急速に減少し、現在は外国で感染し、帰国してから発症する人が年間100~150人程度となっています。
マラリアの流行には、とくに住宅構造が関係し、現在の住宅構造を考えると、毎晩、多数の蚊に刺される可能性はほとんど考えられません。

岡山大学医歯薬総合研究科特任教授 竹田 美文
マラリアは19世紀に北欧で大流行したことがあります。現在の北欧でマラリアが発生していないのは蚊対策ができたからで、温暖化によって流行するというわけではありません。

国立感染症研究所部長 倉根 一郎
私も、今の日本のインフラを考えれば、仮に温暖化が進んだとしてもマラリアが流行するとは思えません。自然災害などが重なってインフラが崩れるなどの変化が起きれば別ですが』

http://www.healthist.jp/news/185_01/01_04.html

投稿: 氷点下41.0℃ | 2007/10/23 19:16

島田さん
 コメントありがとう。
 どこで、マラリアに?
 私は、インドのアウランガーバードで肝炎にかかって、地元の病院に入院して、トイレに行くと、蚊がみんな、シマがあり、”尻をたてて”待機している。1回ゾッ。
 隣の病室からは、うめき声が、、、聞けば、マラリア患者の「部屋」。2度目のゾッで病院を脱出。とうじのボンベイまで、患者扱いで移動した経験があります。マラリアは完治しないと、ここに原虫がね、、と解説してくれる知り合いもいたりして、、、マラリアは怖いですね。
 ところで、島田さん、地図とさまざまな情報をうまく整理するほうほう、何かありました?

 しな研 つねとう

投稿: t_t | 2007/03/13 23:30

 昔、3度程マラリアになりました。お昼ごろから急に熱が上がりだし、15分か30分くらいで一気に平熱が40度くらいまで上がります。その時は、体が寒くてガタガタいって動けなくなります。クロロキンを1サイクル飲んで3日は役に立たなくなります。私は、ザンビアでかかっていたのですが、現地の人は、比較的慣れているようです。日本では、クロロキンは、視野狭窄などの副作用があるため使用できなくなっているのではないでしょうか。あとキニーネも効きます。ちなみに、私は、マラリアは完治しているのですが、献血に行って、話をすると、献血を断られるようになってしまいました。こんなこと、日本で話しても、わかる人がいなくて、あまり話が盛り上がらなかったのですが、今に、この話が通用するようになってしまいそうですね。
・・・・・・僕が言っておきたいのは、「マラリアにかかると献血ができなくなってしまう」・・・という一言?!

投稿: 島田 敏 | 2007/03/13 18:04

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受信: 2007/03/13 13:53

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