”世界の姿”を可視化する、Google ?
Googleは、ひところより評判が落ちたところもあるようですが、働きやすい企業のようだし、本部に太陽電池を取り付けたり、関連の産業との投資関係も含めて再生可能エネルギーや環境に配慮した車などに関心を示している”環境意識の高い”企業として知られている。そのGoogleが今度は、統計情報を視覚的なインパクトをともなった訴求力のあるサイトを構築する技術をもった会社を買収したそうです。
クリッピング / CNET Japan,2007/03/19 14 ・グーグル、統計データの可視化ツール「Trendalyzer」を取得 ----------
さっそく、上の記事の案内にしたがって、GapminderのソフトウェアTrendalyzerを使ったサイトを見てみる。いやーよくできてますよ。これ、縦軸、横軸の項目を入れ替えて時間にそった変化をリアルタイムで動画で表示してくれます。項目には、平均寿命、二酸化炭素排出量、人口若老年比、出生率、軍事防衛費などがあり縦軸、横軸縦軸に自由に配置でき、データーがあれば、年代の変化を同時に表示できる。さらに、円で表示される各国のデーターがえらびにくい場合などには、国別に複数を選ぶことができる。そして、ブラウザーのウィンドウのサイズをリサイズするとグラフ全体も追従してサイズがスムーズに変化する。将来、ホームページやブログなどに貼り付けることができる、統計視覚化の地図やグラフが完成の域に達しているようにみえました。
-----image(pop up ; キャプチャー画像) : Gapminder / Gapminder World, 2006 より
さらに、Gapminderのサイトには、もうひとつHuman Development Trends, 2005 というチャートが公開されています。各国の時間軸での富と健康、子供の生存率が非常にわかりやすい形で、再生ボタンを押すことで理解のスピードに応じてグラフの意図が見る人にわかりやすく伝わります。なかなかの意欲作です。
以前、紹介したWORLDMAPPERも国の面積を統計データーの”示す量”に応じて変化させることで、視覚的にさまざまなことを見る人に伝えることができるすぐれたプログラムでした。今度のTrendalyzerは、視覚化をよりインタラクティブな形で表現しているように思います。地図は、今の世界を知る上でひじょうに重要な情報です。Google Earthで世界の姿を見るとき、おおげさかもしれませんが、宇宙飛行士が得た緑の地球、そして現在の危機を感じます。もちろん、想像力が必要ですが、、、、。そして、想像力を実現力に変えることができるかが、私たち一人一人に問われている、課題です。
というように、ちょっと建設的な気分にさせてくれる、厳しい世界のものの見方の一つの側面を刺激してくるいいプログラムだと思います。(t_t)
関連エントリー
・そこまでおやりになる! Googleよ-----しなやかな技術研究会β、2006-10-28
・WORLDMAPPERが教えてくれる国の”おおきさ”-----しなやかな技術研究会、2006/05/15
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