米イリノイ州知事、温室効果ガスの大幅削減目標を設定 / クリッピング 温「断」化ニュース
" (イリノイ州政府より) 米国イリノイ州スプリングフィールド発-イリノイ州知事は2月14日、2020年までに州全体で温室効果ガス排出量を1990年のレベルまで削減、また2050年までには1990年比60%削減するとの目標を発表した。 "-----Eda Blog:温「断」化ニュース、2007年02月24日
関連、参考情報
プレスリリース / Illinois Government News Netwrodk,February 14, 2007
・Gov. Blagojevich sets goal to dramatically reduce greenhouse gas emissions in Illinois Climate Change
Advisory Group meets to address the serious and urgent issue of global climate change
" SPRINGFIELD -
Gov. Rod R. Blagojevich today announced ..........
”The impact of global warming in Illinois and around the globe could be devastating, and we can’t wait for the federal government to act because scientists worldwide have warned that we must address climate change within the next decade to avoid serious and irreversible consequences,” said Gov. Blagojevich. “The international community recognizes that rising temperatures, melting glaciers, and unusual weather patterns are warning signs telling us that climate change is a reality. Now, despite inaction by President Bush, we must deal with it. By committing ourselves to action in Illinois, we can help minimize the effects of climate change and ensure our children and grandchildren inherit a healthy world full of opportunity.” .......... "
・Springfield, IL, USA(Google マップ)
コメント
”2050年までには1990年比60%削減”とは、現在有効とされる目標を州のものとして掲げたということで、注目されるべき動きです。ところで、イリノイ州ってどこ? あ、シカゴがあるところですね。地図が趣味でも地理は苦手なのです。
Google Mapsで確認し、American Solar Energy Societyの「Tackling Climate Change in the U.S.」でイリノイ州の再生可能エネルギーの情報を確認してみました。
・American Solar Energy Societyが、リポート「Tackling Climate Change in the U.S.」を発表しました / 資料-----ソフトエネルギー、2007/02/07
薄い青のWIND(風力中程度の風況の地域)が州の東半分に広く分布し、西にはバイオマスに適した地域が広がっています。風況はベストではないが、面積的には広く、有望そうですね。
もっとも知事のプレス発表には、biofuels、省エネ、風力、高い効率のガス火力発電所、エコカーの導入など、現実的なこれまでの取り組みが並んでいます。ただ、これだけの内容では、 ”2050年までには1990年比60%削減”は無理でしょうから、アメリカで積極的な取り組みを表明しているカリフォルニア、ニューヨーク州などの先進的といわれる地域などの動きとならんで、参考になりそうな事例がでてきそうですね。
ちなみにイリノイ州は、EPA’s State and Local Clean Energy Programsには参加していません。これからということでしょうか?(t_t)
MEMO
・イリノイ州(Wikipedia)
・Wind Energy Outlook 2006(American Wind Energy Association )
コメント続き
AWEAのWind Energy Outlool 2006によれば、イリノイ州には107MWの風力発電機(大型)がありさらに、潜在的に61MW程度の風力の開発が可能ということです。(巻末訂正記事参照)
参考エントリー
・2050年までに80%削減?-----しなやかな技術研究会β、2007-02-20
訂正
www.awea.org/pubs/factsheets/pdf/Wind_Energy_An_Untapped_Resource.pdf
は、ポテンシャルでした。
「 全米で15位のニューヨーク州についで16位となっている。設備容量は、61MW。」
ではなく、
「 イリノイ州の風力の開発可能な賦存量は、61MW。このポテンシャルは、全米で15位のニューヨーク州についで16位となっている。」
というkとでした、失礼しました。設備容量のファクトシートが、、、。さがしてます。
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