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2007/02/05

米国:温暖化対策の時流の乗った産業界 / JANJAN(IPS)

" 11月の中間選挙で民主党が議会多数派を占めることとなった政治情勢の変化を受けて、米エネルギーおよび製造大手企業9社と金融会社1社が4環境団体とともに、地球温暖化対策として温室効果ガス削減の義務化を求めて同盟を結成した。 "
-----JANJAN(IPS)、2007/02/04

関連サイト
U.S. Climate Action Partnership (USCAP)

関連記事
The business of climate change----- Economist.com,Jan 23rd 2007

米、政府間パネルの温暖化予測評価・削減義務化に慎重-----NIKKEI NET,2007/2/3

Q&A: The IPCC report on global warming-----Guardian Unlimited Environment,February 2, 2007

参考情報 プレスリリース / US Department of Energy,February 2, 2007
Bush Administration Plays Leading Role in Studying and Addressing Global Climate Change

関連エントリー
IPCCのClimate Change 2007がまもなく公開されます-----Project 50/2050,2007.02.02

コメント
 国際間協調、調整のうえでまとめられたIPCCの第四次報告には、アメリカ企業による、”ちょっと前の種まき”の反温暖化工作が影を落とし、各国間の政治的な圧力が存在するなかで作られたものであってさえ、現状認識、今後の影響に関しては、ともに深刻な内容になっていると思う。それでも、ブッシュはブッシュというわけか、、、。ここ数日、ニュースサイトでまめに前後の動きや話題なんかを読んでいました。環境団体、NGOの情報サイトでは、IPCC報告に関してのコメントに、「しかし」とか、「待て!」 とか、期待と不安(時には罵声的なコメントさえ)が飛び交っていました。

 それでも、時代はよくも悪くも地球の時代です。
 ブッシュ以降の政権では、アメリカでも気候変動への対策必須、さらにはビジネスチャンスだということで産業界が動きはじめたようです。排出権取引により、”温室効果ガスの排出量を2022年までに現在の水準の70%に、2050年までに40%に削減する”という画期的な数字が飛び出している。今回の企業、環境団体の”同盟”の中には、BP America やGeneral Electric といった日本でも名が通った企業に加え、World Resources Institute などの環境NPOが名を連ねていて、今後の展開に新たな動きが期待できそうです。(t_t)

プレスリリース / World Resources Institute,2007 January 22
US Climate Action Partnership / The US Climate Action Partnership
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------ image (”A Call for Action sets specific short-term targets and long-term goals for U.S. emissions. These targets embody the USCAP consensus position that Congress should consider as it reviews proposals to address climate change. ”) & text : The USCAP Recommendationsより

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-----"Project 50/2050 info資料バナーについて : クリックしていただくと、関連資料への外部リンクとなっています。なお、Project 50/2050については、こちらをご参照いただければ幸いです。

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コメント

なかのさん
 コメントありがとうございます。
 エコビレッジの旅 拝見してます。
 最近、当方の関係者に結構おおがかりなエコロジカルなコミュニティ作りに関係している方とコンタクトがありました。
 まずは、情報交換、そして具体的な場、それが無理なら、とりあえず、エコロジカルな体(太極拳のこと)を体験してもらうみたいな企画で、より具体的な”灯明”を現実の場と体に作ることに勢をだしたいと思ってます。なかのさんとの、太極拳の交流も楽しみにしております。
 たぶん、体験しないとエコロジカルな世界は実現しない、、、鶏、卵の話みたいですが、、、たぶんそうだと思ってます。自分には、灯明のきざしあり、ならかざそうというわけです。わけのわからん、コメントで失礼。近々、ご挨拶に伺います。
 しな研 つねとう

投稿: t_t | 2007/02/05 23:46

今日の日経夕刊で、中村敦夫さんのインタビュー記事が掲載されていました。いわく「論文を読む人は限られるので、小説を書く」ということで、1月末にミステリー小説を発刊されたそうです。

残念ながらIPCCレポートは、政治家でも読まないのでは・・・と思っています。A部さんはどうなのでしょう。環境税にも反対みたいだし。どうやって関心を持ってもらったらいいのか悩んでいます。

投稿: なかの | 2007/02/05 22:19

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