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2007/01/09

Taking Control of Electric Bill, Hour by Hour / クリッピング New York Times (スマートな電力量計)

" Ten times last year, Judi Kinch, a geologist, got e-mail messages telling her that the next afternoon any electricity used at her Chicago apartment would be particularly expensive because hot, steamy weather was increasing demand for power. "
-----New York Times,January 8, 2007

----------digg----------

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 表題の引用部分を翻訳してみると、「シカゴのアパートに暮らすジオロジストのJudi Kinchさんは、昨年の夏10回も電力料金が午後から高いですよという電子メールを受け取った。高い理由は、暑く湿度の高い天候により電力需要が拡大するからだという。」

 つまり、電力料金はそのときの供給量により、増大が見込まれるときに、より高い電気料金が課せられる。また、かわりに、通常の電気料金の値段が30%程度下がるというものだ。特筆すべきは、高いよと告知されたときの電気料金は、なんと4倍以上の料金となるという点だ。これは、電力会社と特別な契約をしたユーザーに限られるが、通常料金が30%も下がるとなれば、検討するユーザーも多いと思います。
 契約後には、「午後から電力料金が非常にお高くなります」と電子メールで告知されたら、ユーザーは、可能な限り節約すればいい。その時間の電気の消費を避ける工夫は、全体の省エネ意識もあげる効果もあるだろう。
 この全体の流れを可能にしているのが、日本でも省エネ電力量計や省エネ分電盤として商品化、開発が進んでいるスマート電力計という製品とサービスだ。ドイツなどでは、かなり実績をあげている仕組みだ。
 スマート電力量計のメカニカル、ネットワークの働きのリサーチは後日に譲るとして、この仕組みにより各電力会社が酷暑の夏におそれる電力破綻=大停電もふせげ、過剰な安定供給神話を維持するための努力に神経を使わなくてよくなる。ちょっと面白い賢いサービスです。(t_t)

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