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2006/12/15

日産自動車、「ニッサン・グリーンプログラム 2010」を発表 / プレスリリース

" -CO2排出量削減への取り組みを中心とした中期環境行動計画-  日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、「日産環境理念:人とクルマと自然の共生」の実現を目指し、持続可能なモビリティ社会の発展に貢献するため、2010年に向けた中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2010」を発表した。  日産は「CO2排出量の削減」、「エミッションのクリーン化」及び「資源循環(リサイクル)」の3つを重要課題として考えている。「ニッサン・グリーンプログラム 2010」は、企業活動のあらゆる分野におけるCO2排出量削減への取り組みを中心とした具体的な行動計画である。 ..........ガソリンエンジンの効率を究極まで高め、ガソリン3リッターで約100kmの走行が可能となる「3リッターカー」を開発する。長期的には電動車両の普及を進めるために、電動化技術の開発をさらに強化していく。具体的には2010年度の市場投入を目標に日産独自のシステムを搭載したハイブリッド車を開発するとともに、プラグイン・ハイブリッドの研究開発を推進する。また、2010年代の早い時期に新型燃料電池車、電気自動車を順次投入する。さらに、電動車両の基幹技術の一つであるリチウムイオンバッテリーについては、開発・生産・販売を行う新会社の設立に向けて準備を進めている。これらの技術、商品の投入は「市場に合った最適な技術を、最適なタイミングで、お客さまにとって最適な価値とともに投入する」という考え方に基づいて実行し、CO2の排出量を確実に削減していく。 .......... クリーンエネルギー車の開発と普及促進 <取り組み内容> ・バイオエタノール燃料対応車をグローバルに投入 - E10(バイオエタノール混合率10%燃料) : グローバルで全てのガソリンエンジン車に対応済 - E85 : 北米市場における継続的な拡大 (トラックに優先的に導入) ・2005年よりタイタン フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)を販売開始 ・アルマーダ フレキシブル・フューエル・ビークルを2007年より導入 - E100 : ブラジルに3年以内に投入

・電動車両を将来の環境対応の基幹技術と捉え、モーター、バッテリー、インバーターなど要素技術の自社開発を継続的に強化、推進
- 電気自動車 : 2010年までに実証実験を実施し、2010年代の早い時期に日本から投入
・関連業界と協同した実証実験を実施し、普及を推進
- ハイブリッド車 : 2010年度の北米、日本市場への投入を目標に、日産独自のシステムを搭載したハイブリッド車を開発
- プラグイン・ハイブリッド車 : 外部電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車の開発を推進
- 燃料電池車 : 自社開発の燃料電池スタックの性能を向上させた新型燃料電池車を2010年代の早い時期に北米、日本へ投入 "

-----日産自動車、2006年12月11日

関連記事
Nissan plans to launch own hybrid car in 2010-----Forbes,12.11.06

コメント

 日産の環境対応車ならびに、企業としての環境に対する姿勢が発表されました。2010年度までの具体的な目標を定めたプランです。エタノール対応車、電気自動車、ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド車など幅広い計画となっています。「外部電源で充電できるプラグイン・ハイブリッド車の開発」が明記されたことで、北米で期待される声が大きくなっている、Plug-In車の競合他社のも含めて、開発に拍車がかかることは間違いないと思います。
 ただ”いい車をつくるだけ”ではなく、”いい仕事、社会環境づくり”のできる企業となるための取り組みを発表する企業が多いですが、個人のユーザーと直接ブランド名で取引をする自動車の姿勢は、今後ますます注目されていくでしょう。
 
 一方で、移動の手段への再評価が進んでいます。脱石油、地球温暖化(気候変動)対策の見地からも、公共交通網の整備により、車を個々に個人が所有する形態からの脱却が必要との意見もあります。
 確かに、4人のりの車に一人しか乗らないという使いかたなども確かにもったいないです。車は便利ですが、石油が枯渇したり、気候変動の原因となる場合、大きな見直しが迫られることは必至です。世界では、バスや列車への再評価が進んでいます。車社会が次代の要求と変化にどう応えるのか注目されます。企業もユーザーも、時代の要請を考える必要があります。(t_t)

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コメント

日産自動車
ゴーン就任後の初減益、出遅れの環境で挽回へ
-----日経ビジネスオンライン、2007年5月28日 

投稿: 追加情報 出遅れの環境で挽回へ | 2007/05/28 23:48

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