さらにもりあがるプラグイン・ハイブリッド車
これまでも熱心に注目してきたプラグイン・ハイブリッド車。日本で実用化するまで、情報を追っていきたいと思います。
最近は、アメリカだけでなくカナダまで、Plug-In Hybrid Carへの熱い期待が広まっているようです。
クリッピング / Tronto Star, Oct. 4, 2006
Plug-in Prius car's future?
" The president and chief executive officer of Veridian Corp., an electricity distribution company that serves 106,000 customers east of Toronto, wouldn't be the first Ontario executive to drive a Toyota Prius hybrid. "
----------Hybrid Car & Vehicle News----------
ただし、プラグイン・ハイブリッドがもたらすものが、電力への一極集中ということであれば、当然その国のエネルギー政策がメリット、デメリットを左右することになります。石油、環境などの時代的なタイミングによっては、弊害が大きくなる可能性があります。
のぞむべくは、再生可能エネルギーを地域で育てて、電力網を利用して各戸の電力を供給する。また、各戸の屋根には太陽電池を設置し、電力と車の移動用のエネルギーの基本的な量をまかなえるというシナリオにもっていきたいところです。現状の、原子力への一方的な依存から見えてくる巨大集中化システムによる電力の供給という構図は、狭く地震国であるわが国では現実的な選択とはどうしても思えません。
この意味で、プラグイン・ハイブリッド車を日本で運用する場合ですが、たぶん太陽電池を屋根にのせていない場合、電力会社への依存を高めるだけになる可能性もあります。いろいろな工夫がまだまだ必要です。原発30石油70という構造の変革がどうしても必要です。そのためには、分散型エネルギーというものについて、効率とコストだけでなく、原子力なみ(かつての?)の電源立地のための補助、交付金が必要だと考えています。風力、地熱、水力(小規模)、太陽熱、太陽光、海洋(波力・潮汐力)など地域で取り組めるものがまだまだあります。すべて国がお膳立てするのみ、無理ですし無駄です。ただ、自然エネルギー立県、立市、立村、立字みたいなさまざまな規模で可能性を評価する民間、行政、研究者による評価委員会により投資先を積極的に選定するような仕組みが必要だと、最近考えています。こうした文脈にプラグイン・ハイブリッド車をおくならば、わが国でも移行期の移動用のエネルギー利用のひとつの形として、プラグイン・ハイブリッド車の用途が見えてくるように思えます。
こんなおり以下のような記事が掲載され、プラグイン・ハイブリッド車が、北米を中心に、今後ますます話題になる可能性が高くなってきました。注視していきたいです。
クリッピング / mlive.com,October 15, 2006
・Alternate-energy expert pushes `plug-in' cars
" ..........``(Automakers) could introduce the plug-in hybrid today,'' he said, ``without having to change their infrastructure.''
A plug-in hybrid, which automotive hobbyists have retrofitted on their own, look like the Toyota Prius, whose 2007 model -- running on a gas engine and an electric motor -- sells for $22,175. "
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関連情報サイト
・Plug-In Partners -National Campaign -
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