次世代のパワープラント技術を公開 / プレスリリース HONDA
----- image(pop up ;”Honda新世代ディーゼルエンジンシステム”)同発表より
" Hondaは、グローバル規模でCO2の排出を低減する取り組みの一環として、次世代パワープラント技術を公開した。
1.四輪車
<新世代ディーゼルエンジン>
新開発NOx(窒素酸化物)触媒を採用した新世代ディーゼルエンジンを開発。ガソリン車と同等のNox排出量を求められる米国の排出ガス規制「TierII Bin5」排出レベル(社内値)を達成。3年以内に、米国での販売開始を予定。
<燃料電池車>
-----image(pop up ;”FCX コンセプト(走行可能モデル)”)
2005年の東京モーターショーに出品した「FCX コンセプト」に新型の小型高効率燃料電池システムを搭載し、走行を公開。このコンセプトをベースとした新型の燃料電池車を2008年に日米で販売開始。
<フレキシブル・フューエル・ビークル>
ブラジルでのガソリン・エタノール混合燃料に対応するため、エタノール混合比20%から100%まで対応する「フレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)」を開発。2006年中にブラジルでFFV車の発売を予定。
-----image(pop up ;”フィットFFV(プロトタイプ)”)
<ガソリンエンジン進化>
Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)をさらに進化させ、バルブのリフト量、開角、位相の連続可変制御により、高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を新開発。世界トップレベルの動的性能を実現しながら、燃費を13%向上する性能を実現。3年以内の販売を計画。
2.二輪車
<可変シリンダーシステム>
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<超低フリクションエンジン>
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3.汎用製品
<エンジン知能化>
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<高膨張比エンジン>
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Hondaは、2006年5月に全世界での製品および生産活動におけるCO2低減目標を業界で初めて公表した。今回のパワープラント技術は、この目標達成に向けて開発している主な技術の方向性を示すものである。また、Hondaでは、バイオ技術を活用したエタノールの製造、太陽光発電、家庭で水素を製造し熱電併給を行うHES(Home Energy Station)の研究なども行っており、エネルギーとパワープラント効率向上の両側面からCO2低減の取り組みを進めている。 "
コメント
ホンダのワールドワイドでのエコカーへの取り組みの総合ロードマップが示された。意外だったのは、ディーゼルエンジンに積極的に取り組むという位置づけだ。ヨーロッパの”エコディーゼル”車は、最新の排ガス規制に対応するためには、一段の投資が必要といわれているようだ。そのため、再編もありうるということだ。もともとエンジン開発に定評のあるホンダがディーゼル部門に取り組むということは、すでに将来の排ガス規制などの対応に目処をつけているということなのでしょう。
そして、太陽電池からセルロース系のバイオエタノールの研究まで先鞭をつけていく姿勢は、かわらぬ技術のホンダを意識させてくれます。
関係ない話ですが、私が最初に買った車はホンダの軽トラでした。よく走ってくれました。(t_t)
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