神奈川県 電気自動車(EV)普及構想についてe-ビークルかながわ / プレスリリース 神奈川県
" ○ 自動車の性能に『環境』が大きなウェートを占める今、特に注目されているのが、『電気自動車(EV:Electric Vehicle)』です。
EVは、走行時の排出ガスがゼロで、CO2排出量はガソリン車の1/3程度、騒音も少ないという点で、現在走行している自動車の中で最も環境性能が優れ、まさに都市環境に適したクリーンな自動車と言えます。
また、EVは、多様なエネルギー資源から作られる電気だけを動力にすることから、原油価格の高騰による影響は少なく、安い経費で走行することができます。
○ 本県では、こうした高い環境性能などを持った『EV』を、地球温暖化の防止や都市環境の改善、石油依存度の低減など「環境・資源問題」への有望な切り札の一つになると考えています。
○ 県内には自動車の生産・開発拠点や電気自動車の中核技術であるリチウムイオン電池の開発拠点、さらには自動車技術、電力関連の研究開発を行う大学、研究所が集積しているという優位性を活かし、環境立県である本県として、今後、EV普及推進方策を定めた上で、全国の自治体に先がけて、本格的な普及に取り組んでいきます。
なお、EV普及推進方策に盛り込む項目のイメージは次のとおりです。
-----image(”EV導入の必要性”)
EV普及のための推進方策(イメージ)
1 県は、自動車メーカー、電力供給者、大手ユーザー、大学などとEV普及推進協議会(仮称)を結成し、EV普及を推進します。
また、「神奈川R&D推進協議会」の協力を得て、EV普及に向けた共同研究に取り組みます。
..........
2 様々な生活環境の中で電気自動車が活用されるようにするため、市販後5年以内に県内3,000台の普及を目指します。
..........
3 自宅での充電以外に、街中で手軽に充電できるよう急速充電スタンドを、県内にまずは、150基の整備を目指します。
-----image(pop up ; ”EV開発の拠点等”)
..........
4 EV使用のメリットとして、公共駐車場の駐車料金やETC利用時の高速道路料金などの大幅な割引を目指します。 "-----神奈川県、平成18年9月14日発表より "
関連記事
・神奈川県電気自動車普及構想 発表-----ELIICA BLOG,2006年09月15日
コメント
神奈川県が、「走行時の排出ガスがゼロで、CO2排出量はガソリン車の1/3程度、騒音も少ないという点で、現在走行している自動車の中で最も環境性能が優れ、まさに都市環境に適したクリーンな自動車」と電気自動車を位置づけて、県を上げて電気自動車とその利用環境の開発、整備に取り組むという画期的な計画です。
イニシャルコストが高く、運用コストは安いという電気自動車においては、あるていどの量産が必要です。さらに、充電スタンドの整備など地域、産業をあげて取り組むことが必要でした。
ドキュメンタリー映画「who killed the electric car ?」の伝えられる内容と逆の展開に、神奈川県の意欲を是非みつめていきたいです。(t_t)
参考記事
・電気自動車・e-VAN編(1)】走行性能に問題なし,CO2削減で商機?-----Tech-On!,2006/08/21
関連エントリー
・最新の電気自動車たち-----しなやかな技術研究会、2006/08/09
| 固定リンク
« Breathing Earth (生まれて死ぬ、、、地球とのダイアローグ) | トップページ | 「地球観測連携拠点(温暖化分野)」の整備及び「地球温暖化観測推進事務局/環境省・気象庁」の開所記念セミナーの開催について / プレスリリース 国立環境研究所 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント