« BP、自動車ユーザー向けにCO2排出量を相殺するプログラムを提供 / クリッピング nikkeibp.jp -環境- | トップページ | 英国製エレクトリック・バイク £1345なり »

2006/08/29

防災の日を前に、原子力発電と地震についてしっかりと考えよう!

原発耐震指針:現行指針ほぼ踏襲 委員、抗議の辞任-----MSN毎日インタラクティブ、毎日新聞 2006年8月28日

原発耐震指針:問題点素通りに不信感-----MSN毎日インタラクティブ、毎日新聞 2006年8月29日

 新聞をみてびっくり、パブリックコメントが無視され、教授が抗議の辞任と報じられたからだ。
 原子力発電に求められる耐震構造について、提出されたパブリックコメントともっとも地震と建築物に関する研究で、経験値の高い専門家の意見が無視されたからだ。経過は、JANJANがもっとも整理されている。

関連記事
JANJAN きのうの不祥事・あしたの不安
" 8月29日(火)
●原発耐震安全指針、パブコメ反映せず
 原子力安全委員会の耐震指針検討分科会は28日、700件をこえて寄せられたパブリックコメントのほとんどを反映せず、原案をわずかに修正したのみで分科会の結論をとりまとめた(各紙)。
 【石橋克彦委員(神戸大教授)は「納得できない。.........."

パブリックコメントは反映されるか~新行政手続法のもとでの原発の耐震指針改訂作業-----JANJAN,2006/08/03

耐震分科会、石橋委員が抗議の辞任-----ストップ浜岡原発@ブログ、2006年08月29日

コメント続き

 不思議なのは、このことが大々的に報道されないことだ。浜岡のタービン破損(設計ミス、関連エントリー参照)にしても、エネルギー問題、国の安全保障にとっても由々しき事態なのだが、当事者が国民全体であるというあまりに”荒唐無稽な規模の事態”であり、人が死んでいないためか、姉歯設計のビル、シンドラーのエレベーターほどにも話題にならない。
 話題にならないということは、さまざまな原因が考えられるが、いずれにしろ、報道がきらう問題なのだ。市民メディア、ブログなどで、反、脱、原子力の動きもあるが、事故の脅威を私が感じる大きさにくらべると、ひろがりがたりない。無力だ。

 今回、パブリックコメントも専門家の意見も無視されたことで、次の見直しか、事故が発生するまで地震と原子力発電所の複合事故、つまり原発震災の脅威が日を追うごとに増すことになる。

 われわれの国の安全保障は、担保されていない。軍事、経済、外交上の問題も数多く抱える、しかし、原子力発電というわれわれ自らが自民党を支持してきたことで、結果設備してしまったお荷物は、すべての安全保障の議論以前のインフラ計画上の脅威として、存在しつづけ、安全な日が続くと脅威が増すという地震の確率論的な脅威により、列島は大きな時限爆弾をかかえている。

 国は、国民の命、健康への配慮をしなかった。またはできない。このことを現状が示しているとはっきりと認識する。

 まずは、このあたりからはじめる必要を痛感します。9月1日は防災の日。地震に備えるなら、かなたからの脅威、遠い雷鳴にも気を配る必要があります。(t_t)

関連エントリー
浜岡原子力発電所が止まった、、-----しなやかな技術研究会β、2006-07-22

----------Googleサイト内検索 : 未曾有の国難----------

|

« BP、自動車ユーザー向けにCO2排出量を相殺するプログラムを提供 / クリッピング nikkeibp.jp -環境- | トップページ | 英国製エレクトリック・バイク £1345なり »

コメント

追加情報
地震 : 異例の審議経過―耐震指針検討分科会(『通信』より)-----原子力資料情報室、2006/10/25

投稿: 追加情報 | 2006/10/26 14:20

追加情報
通販生活2006秋号(浜岡原子力発電所の耐震性に関する記事)への抗議について-----中部電力、平成18年8月29日

 そして、その通販生活の記事は、
・2006年秋号の内容は?-----浜岡原発があぶない!

 通販生活を明日買うことにした。

投稿: 追加情報 中部電力が通販生活2006秋号(浜岡原子力発電所の耐震性に関す | 2006/10/03 22:31

追加情報
原子力発電向けタービンはなぜ破損したのか  高性能のための長翼化の安全性 -----ohmyNews,2006-08-31

コメント
 オーマイニュース日本語版からの初クリップ。でも、原発情報だけを期待しているわけではなく、技術一般の情報の充実を期待してます。
 ただ、RSS配信なし、外部からのトラックバック、コメントも受け付けないようなので、、、。この点、ニュースのシステムについては、当初から不満。

投稿: 追加情報 原子力発電向けタービンはなぜ破損したのか | 2006/08/31 12:48

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 防災の日を前に、原子力発電と地震についてしっかりと考えよう!:

« BP、自動車ユーザー向けにCO2排出量を相殺するプログラムを提供 / クリッピング nikkeibp.jp -環境- | トップページ | 英国製エレクトリック・バイク £1345なり »