今期、夏の海水温度の上昇を衛星の目が確認
今年の日本付近の海水温度が高いという指摘がかねてからあったが、”衛星の目”によってデーターとして、ここ30年と比較して顕著に海水温が高かったことが確認された。
・DATE : 2006/8/29 AMSR-Eが捉えた夏期の北半球高緯度域における海面水温の上昇
" AMSR-Eのデータを解析した結果、北半球の高緯度域における近年の海面水温が、過去30年間の平均値と比べて、特に夏季において大幅に上昇していたことが分かりました。"-----JAXA 地球観測研究センター
衛星の目が捉えた事実は、日本近海にとどまらない。より広域なものだ。
気になるのは、この海水の温度が高い傾向が、今季だけのものなのか、あるていど続くのか、または長い目でみて、海水の温度が日本近海で上昇するというより長期の傾向へとつながっているのかということだ。
日本が亜熱帯化するのは、いい点もあると指摘する人もいるが、あまりに急激な変化は、長い目で見ると、とりかえしのつかない劇的な影響をまねくかもしれない。世界的な影響と考えれば、すでに劇的ともいえる変化の経過にあると考えることもできる。(t_t)
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コメント
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日本付近の海水温度の変化について、もっとちゃんと調べてから、なんか言えという、知人からの指摘が、数件。まあ、今回の発表は、大西洋側での海水温の上昇が今期みられた程度の話で、t_tのいう”沸騰する海”----->デッドゾーンの拡大にも影響ではなく、
実は、デッドゾーンでは海水温度の低下が見られるというご指摘、来週までに紹介されたサイトをみて、ご報告します。
なかなかむずかしいですね。データーの地域的な読み方。
投稿: t_t | 2006/09/01 11:23