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2006/07/25

東京都汐留地区における下水再生水の路面散水に関する実験結果について / プレスリリース 国土交通省

" ヒートアイランド対策としての路面の温度低減効果を確認
 大都市を中心に、夏季における最高気温の上昇や熱帯夜の増加など、ヒートアイランド現象が深刻化しています。特に、道路のアスファルト表面の高温化などは、ヒートアイランド現象の一因となっています。
 国土交通省及び国土技術政策総合研究所では、東京都からの散水施設の提供や技術的助言等の協力の下、下水を高度に処理した下水再生水を活用し、舗装材の中に水を蓄えることのできる保水性舗装に散水した場合の影響に関する調査を平成17年8~9月に行いました。調査の結果、散水により路面温度が日中で8℃、夜間で3℃程度低下することを確認し、下水再生水の路面散水がヒートアイランド対策として有効であることが示されました。あわせて、散水方法による温度低減効果の違いや、熱中症の予防効果についても一定の結果が得られました。
 本調査結果を踏まえ、国土交通省では、下水道分野におけるヒートアイランド対策としての下水再生水の路面散水の推進方策について検討する予定です。
(別紙) 汐留地区における下水再生水の路面散水に関する実験結果の概要
(参考資料) ヒートアイランド対策としての汐留地区における下水再生水の路面散水の実験結果 "-----国土交通省 都市・地域整備局 下水道部下水道企画課、平成18年7月21日

コメント

 下水の再生水を保水性舗装面にさまざまな時間に散水すうという実験の興味深い結果が発表されました。
 将来的には、屋上、壁面緑化と下水再生水や雨水の散水が組み合わされて、都会の熱気を冷ましてくれるようになるかもしれませんね。結果、建物の冷房負荷量が低減される、ことあたりの技術も、都会に”普通にオアシス的な空間を作るために”ますます取り組んでいただきたいです。(t_t)

関連エントリー
国会議事堂周辺におけるヒートアイランド対策について(散水開始について) / プレスリリース 国土交通省-----ソフトテクノロジー、2005/08/01

参考サイト
環境舗装東京プロジェクト

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