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2006/06/27

世界で注目される市民ジャーナリズム

最近、BBCとNHKを比較することがよくある、酒の肴程度のことなのだが、、、
 両者の比較はあまり役に立たないという話を聞いたことがあるが、現実にはよく比較されているし、予算規模が似ている両者の放送の質となると、ドキュメンタリーのNHKと、政治と文化のBBCというふうに個人的には評価している。

イギリス公共放送 改革本格化-----YOMIURI ONLINE,2006年6月5日

BBCの”受信料”は、かなり高い。年間、27000円もの受信料を95%近いイギリス人が支払っているというのは驚きだ。(たぶん、減免措置があると思うが、、、)上の記事では、これまた不払い者に課せられる高い罰金が、高い徴収率につながっているとのことだ。

 そのBBC、NHK同様、改革の時期を迎えているようで、インターネットのサイトではいろいろな記事や企画の巾が広がっているように思う。そのBBC(News UK)に下のような記事が掲載された。

A citizen among journalists -----BBC NEWS,20 June 2006

 記事によると、ここで紹介されている22才の、Frankie Robertoさんは、週末になるとネタ探しにでかける、デジカメとオンラインワープロと化す携帯電話をもって、かれが関心をもつさまざまな話題を拾い、そして、ブログなどに投稿する。

Frankie Roberto's Citizen Journalism Experiment

Wikinews

 自分自身のいくつかのサイトやWikinewsに情報を掲載してきたが、ここにきて、A citizen journalism project at BBC News Onlineに参加するようになって、市民ジャーナリストの活動のひとつの雛形として注目を集めている。情報インフラの整備と、既存のメディアの陳腐化が新しいメディアを求めている、と思う。

 BBCの記事によれば、市民ジャーナリストの力は、”訓練を受けたプロのジャーナリストが重大な事件の発生した現場に居合わせる偶然が期待できない以上”、これまで重大な事件の現場のカメラ映像が、一般市民の手によってもたらされているという事実により、その役割への需要は高いと見ているようだ。

 そして、それだけではない。当然、市民ジャーナリストのサイトや記事にファンが生まれ、影響力をもつことも考えられる。大きな力になる可能性は、今のブログの現状をみれば大いに予想される。それに、たいした投資ではない。BBCをはじめ多くのマスメディアが認識している、計り難い市民ジャーナリズムの影響力。有効活用したいだろう。
 だが、当然ブログにしろ、市民メディアにしろ、期待される役割は、対抗的な役割だ。既存メディアがもちえない、ラジカルで現実の市民生活の現場における情報伝達の方法としての市民メディア。
 今後どうなるか、大いに期待しつつ仕事の合間に情報をチェックしてみようと思ってます。(t_t)

参考情報
英国放送協会(ウィキペディア)

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