2004年度(平成16年度)の温室効果ガス排出量について / プレスリリース 環境省
" 環境省では、地球温暖化対策の推進に関する法律等に基づき、今般、平成16年度の温室効果ガス排出量を取りまとめました。その結果、温室効果ガスの総排出量は、二酸化炭素に換算して約13億5,500万トンとなりました。これは、平成15年度の値(約13億5,800万トン)と比較して0.2% (約300万トン) の減少で、京都議定書の規定による基準年(原則として1990年)の総排出量(約12億5,500万トン)と比較すると、約8.0%上回る値でした。
なお、今回の温室効果ガス排出量は、現時点における温室効果ガス排出量の算定方法(精査中)をもとに算定を行い、毎年行っている条約事務局への温室効果ガス排出量報告を行ったものです。 "-----環境省、平成18年5月25日発表
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・Globe Confronts Warming As Emissions Grow -----Chron.com(AP),June 3, 2006
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" 自民党の地球環境委員会は1日までに、温暖化対策予算の大幅増額を可能にする特別枠の設置や租税措置の拡充を柱とした提言.......... "
・改正地球温暖化対策推進法が成立-----NIKKEI NET -経済-,2006/05/31
・04年度の日本の温室効果ガス総排出量、90年比8.0%増に-----EICネットニュース、2006.05.25
コメント
約8%ということは、
議定書で1990年度比6%減ということですから、合計14%。
同時に公開された資料(2004年度(平成16年度)の温室効果ガス排出量について [PDF 419KB] )によれば正確には、
”二酸化炭素の排出量の概要
2004 年度の二酸化炭素排出量は12 億7,900 万トンであり、基準年と比べると12.3%増加し、前年度からほぼ変化していない。基準年からの排出量の増加は、エネルギー起源二酸化炭素の排出量の増加が主な原因である”
とあるから、6%+12.3%=18.3%
また、
”一人あたりの二酸化炭素排出量
2004 年度の1人あたり二酸化炭素排出量は約10 トン/人であり、基準年と比べると
8.7%の増加、前年度と比べると0.1%の減少となっている。”
微減です。クールビズ、ウォームビズ、だけだは政策にはなりません。さて、次代はどうなりますか? 他人事ではないのに、他人事のような気分になるのは、各家庭の削減が今後20%減程度になっても、あまり全体での削減効果が見込まれない点にあります。(t_t)
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追加情報
・環境省、温室効果ガス排出枠の取引サイトをオープン -----ITpro,2006/06/05
投稿: 追加情報 | 2006/06/06 10:48