世界初の燃料電池ハイブリッド鉄道車両の開発 / プレスリリース JR東日本
----- image(pop up ; ”4 燃料電池ハイブリッド鉄道車両の制御システム”) & text : JR東日本、2006年4月11日発表「世界初の燃料電池ハイブリッド鉄道車両の開発 [PDF/262KB]」より(イメージはキャプチャー)
" JR東日本では、地球環境に優しく、化石燃料の枯渇にも対応可能な自律分散型の動力システムとして、鉄道車両用の燃料電池システムの研究開発を行ってきました。この成果を踏まえて、世界初の燃料電池ハイブリッド鉄道車両の開発を進めています。
ディーゼルエンジンによるハイブリッドシステムの開発に用いたNEトレイン(New Energy Train)を改造し、2006年7月以降燃料電池鉄道車両の試験を開始します。
試験では、燃料電池の性能、環境負荷低減効果、水素供給方式等の各種試験を実施し、将来の燃料電池技術のブレークスルーに対応可能なように、燃料電池を用いた車両システム技術の開発を進めます。
.........
3.開発概要
(1)試験車の構成
現状のNEトレインのエンジン・発電機を燃料電池に交換します。制御シス
テムは燃料電池と蓄電池のエネルギーを組み合わせてモーターを駆動するハイブリッドシステムとします。
(2)燃料電池の仕様
水素を燃料とする固体高分子形燃料電池を搭載します。
燃料電池は鉄道車両システムに対応可能な、高出力で信頼性の高いものを選定しており、出力65kW のものを2 台搭載します。"
関連記事
・燃料電池車両:世界初のハイブリッド車両走行試験開始へ-----MSN毎日インタラクティブ、2006年4月11日
・燃料電池の列車 JR東日本、近く試験車両-----産経新聞、2006年4月5日
・Japan developing world's first fuel-cell train: report -----PHYSORG.COM,April 04, 2006
" ..........carry two 65-kilowatt fuel cells, the report said. It can travel at 100 kilometers (62.5 miles) per hour. "
・Japan Wants H2 Fuel Cell Train by 2010-----Green Car Congress,6 December 2004
関連サイト
・JR東日本 研究開発テーマ /
環境にやさしい車両(ハイブリッド車両:NEとレイン
コメント
以前から話題になっていたJRのNEトレインの燃料電池バージョンが早くも登場ですか。試験車両とはいえ、人が乗車する列車としては、たぶん世界初でしょう。しかし、海外へもプレス発表はすばやく流れるのにびっくりしました。RSSリーダーって、そんな記事も拾えるので便利ですね。(Web版は、gooのものを使ってます。)
一方、海外でも開発されている燃料電池列車の計画は、とりあえず軍事用の先導車。かなりのパワーを誇りそうだが民生用列車の開発のアナウンスは、発見できなかった。
・Fuelcell Locomotive for Military and Commercial Railways-----Press Release / Fuelcell Propulsion Institute,1 August 2003
-Defemse Fuelcell Locomotive
-Fuelcell Locomotive Conceptual Design-----Press Release / Fuelcell Propulsion Institute,5 February 2004
・Fuelcell Locomotive for Military and Commercial Railways -----American Hydrogen Association -clean-air.org------燃料電池、水素関連の珍品、発明品、新作多数。
関連エントリー
・営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両の導入 / プレスリリース JR東日本-----しなやかな技術研究会、2005/12/07
・IMTS、燃料電池ハイブリッドバスの引渡し式を実施 / プレスリリース トヨタ-----しなやかな技術、2005/03/24
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
追加情報
・架線なしでも大丈夫…クリーンな「ハイブリッド電車」が安定走行-----MSN産経ニュース、2009.8.9
" JRグループの研究機関「鉄道総合技術研究所」(東京都国分寺市)は、次世代形車両として、水素を燃料にした「燃料電池」で走る「ハイブリッド電車」を開発し、ブレーキをかけた際に生じるエネルギーを蓄積したバッテリーと組み合わせることで、安定走行を可能にした。燃料の安全性やバッテリーの耐久性などの研究を進め、実用化を目指す。 "
関連情報
・鉄道総研 : 架線・バッテリーハイブリッドLRV(LH02形)の研究開発
" 回生エネルギー有効利用による様々な効用の実現を目指して,架線と車載蓄電によるハイブリッド電源型電車の研究開発を進めています。 2003年8月にはリチウムイオン二次電池を搭載したエネルギー回生型バッテリートラムの試験車両"りっちぃ・とらみぃ"を公開しました。 2005年度より3年間はNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助を受け,これまでの研究成果を設計に反映した営業線走行可能な架線・バッテリーハイブリッドLRV(Light Rail Vehicle) LH02形 愛称:"Hi-tram(ハイ!トラム)"を開発製作しました。 "
投稿: 追加情報 架線なしでも大丈夫…クリーンな「ハイブリッド電車」が安定走行 | 2009/08/10 19:56