史上初、精密な原生林世界地図発表 / プレスリリース グリーンピース・ジャパン
" 日本では「森へリボンをプロジェクト~むすんで守ろう原生林」開始
生態的に重要な原生林地域をすべて明らかにした史上初めての精密な世界地図が出版された。国際環境保護団体グリーンピースが発表したこの地図には、人間活動の影響を受けていない500平方キロメートル以上の原生林が衛星写真で精密に示されている。 同地図は3月21日、ブラジル、クリチバ市で開かれている生物多様性条約(CBD)第8回締約国会議の開催に合わせてグリーンピースが発表した報告書「回復への道を示す地図(Roadmap to Recovery)~世界に残された原生林の地図」( 注1 )に掲載されたもので、衛星写真など最新の地図作製テクノロジーとデータを使い、道路、集落、水路、パイプライン、送電線など人間の活動によって分断されていない500平方キロメートル以上の原生林地帯が世界地図上に描きだされている。こうした原生林は現在、地球の陸地部分の10%以下にしか残っていないことが明らかにされている。グリーンピースは、原生林が多様な生物の宝庫であり地球の将来にとっての生命線であるとし、CBD会議参加各国政府に生物多様性を守るためこの地図をもとに森林保護区のネットワークを設定するよう呼びかけている。"-----グリーンピース・ジャパン、2006年3月22日
関連サイト
・GREENPEACE World Intact Forest Landscapes
関連情報
・グリーンピース・ジャパン /
パラダイスフォレスト
地球上でもっとも速い原生林破壊を止めるために
環境NGO5団体が共同で“森林生態系に配慮した木材の調達に関するアンケート”を実施-----2006年4月4日
森へリボンを プロジェクトバナー
コメント
森林。われわれの国では原生林は少なくなったとはいえ、まだまだ森林が広く国土を覆っている。このありがたさは、計り知れないものです。
しかし、世界から森林が消えていく。
人間の都合だけを考えても、生存の脅威だ。さらに、他の生命や地球環境全体を考えると、その影響の大きさに愕然とする。え、地球上の酸素、水の循環を生み出し、調節してくれる、森ってこれだけしかないんですか?
対処療法的には、すばやく失われる森林資源の消失速度を遅くしつつ、森林利用の速度を、森の”生きる速度”にあわせていく。そんな、しなやかで、強靭で、繊細な技術、さらには方法論を超えた共生のための倫理を持ち、行動することができるだろうか。(t_t)
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