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2006/04/05

環境寄与度世界ランキングで新日鉄が10位に / プレスリリース 日本製鐵(車部門でトヨタがトップ)

" 新日本製鐵株式会社は、米国の環境保護団体、投資関係団体からなる連合組織”Ceres”(セリーズ)がこの度公表した環境寄与度世界ランキングで、日本企業中最上位の10位にランキングされました。
 Ceresは、温暖化ガスと関連が深いエネルギー、産業、運輸の3部門で米国に主要拠点を持ち、かつグローバルに事業を展開している主要企業100社を対象に、環境への取組み内容・実績等を5つのカテゴリーから総合的に評価、ランキング付けを行い、初めて公表しました。 "-----日本製鐵、2006/03/30

関連情報、サイト
Ceres /
 2006 Corporate Governance and Climate Change: Making the Connection
  BP and DuPont Receive Top Scores in First-Ever Ranking of 100 Global Companies on Climate Change Strategies-----Ceres,March 21, 2006

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 どんなランキングなんだい? ってダウンロードした資料は、300ページにおよぶ大冊。概要でも35ページ。ざっとながめても、本気のランキングのようです。主な企業を部門、また総合ランキングを、地球温暖化ガスなどの排出削減などの観点でスコアリングしている。

 日本企業では、自動車部門で、トヨタが第一位。総合だと、11位タイ。
Auto Toyota (65)
 日本製鐵は、鉄部門でNippon Steel (67)でリリースの通り、トップ10入りとなった。

 またトップ10は、以下の通り、
BP(Oil and Gas) (90)
DuPont(Chemical Industry) (85)
Royal Dutch(Oil and Gas) (79)
Alcan(Metals and Mining) (77)
Alcoa(Metals and Mining) (74)
AEP(Electric Power) (73)
Cinergy(Electric Power) (73)
Statoil(Oil and Gas) (72)
Bayer(Chemical Industry) (71)
Nippon Steel(Metals and Mining) (67)
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Entergy (Electric Power) (65)
Toyota (Auto Indsutry) (65)
Exelon (Electric Power) (63)
BHP Billton(Metals and Mining) (63)
Honda (Auto Indsutry) (62)
 11番にトヨタ、15番にホンダとハイブリッド車などの評価が高い車メーカーが続いた。

90というスコアでトップに輝いたBPは、評価概要によると、” Group Chief Executive John Browne set initial targets to reduce BP’s operational GHG emissions 10% below 1990 levels by 2010. It achieved that goal by 2001, and BP now aims to hold its emissions steady through 2012. It is focused mainly on additional energy efficiency gains and increased customer use of less carbon-intensive products, such as natural gas and renewables. Because use of BP products emits eight times more CO2 than the processes that produce them, BP is focused on reducing its carbon emissions footprint. In 2005, BP established a new Alternative Energy business unit that plans to invest $8 billion in solar, wind, hydrogen and combined-cycle power generation technologies over the next decade. BP is one of the world’s leading producers of solar panels.”
 と、早い段階からの温暖化ガス削減のための効率改善と再生可能エネルギーなどへの取り組みを評価してのスコアとなったようだ。

 ところで、おまけ情報
General Motors and Toyota Square Off Over Sustainability-----Green Car Congress,3 April 2006

今回のランキングでもスコア(52)でトヨタ、ホンダに環境評価でも水をあけられたGMだが、環境問題について本気で考えているのだ。そのタイミングは、地上の2割の人口を擁する中国のモータリゼーションだ。そこで課題になるのは、燃費。そして燃費、そしてさらに燃費だという。(t_t)

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コメント

追加情報
BP Solar - Closing the "Grid Parity Gap" >-----Cleantechblogm,April 05, 2006

・BP Solar strategy: closing the "grid parity" gap -----Cleantechblogm,April 04, 2006(上記へ改稿されていました)

コメント
 今回のランキングでNo.1のBPのソーラー部門関連の情報です。あちこちで、BPの話題がでていますね。

投稿: 追加情報 BP関連 | 2006/04/05 15:13

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