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2006/03/20

ゲンジボタルの発光現象の仕組みをとらえる / プレスリリース 理化学研究所

06genjibotarulm
-----image( pop up ;”図6.288番目のイソロイシン残基の大きさの変化による発光色の変化残基の大きさが小さくなるにつれ、黄緑色、橙色、赤色に変化した。 ”) & text : ハイライト / 理化学研究所、平成18年3月16日発表より
" 世界最大の放射光施設SPring-8の光が解き明かす小さな光の謎
◇ポイント◇
 発光酵素「ルシフェラーゼ」の反応過程の立体構造を世界で初めて決定
 発光色を決定しているメカニズムも解明
 高い発光効率の工業化も可能に
 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、国立大学法人京都大学と共同で、ホタルが黄緑色に光るメカニズムを世界で初めて原子レベルで解明することに成功しました。ホタルの発光に関わる酵素(タンパク質)「ルシフェラーゼ」※1をはじめとする生物発光に関与する物質はすでに知られていましたが、今回、大型放射光施設(SPring-8)の理研構造生物学ビームラインI(BL45XU)と理研構造生物学ビームラインII(BL44B2)を用いて、ルシフェラーゼの立体構造を解明し、さらに発光色を決定しているメカニズムを明らかにしました。
※1 ルシフェラーゼ
発光バクテリアやホタルなどの生物発光において、発光物質が光を放つ化学反応を触媒する作用を持つ酵素の総称。発光酵素とも呼ばれる。
..........全く新しい発光システム構築..........

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ゲンジボタル:発光の仕組みを解明 理研チーム-----MSN毎日インタラクティブ、毎日新聞 2006年3月16日

コメント

 ゲンジボタルの発酵の秘密には、謎が多いということだった。光るメカニズムが原子レベルで解明され、この
 ”ホタルによる発光は発熱を伴わないため冷光”であり”発光のエネルギーに使われる変換効率(量子収率)は約9割である”という驚くべき特長のさらなる研究と医学、工業への応用が検討されるという。記事を読んでぱっと思いつくのが、ELが現在使われている、壁全体、廊下全体が発光するようなイメージの照明。さらに、人間などの生物の表面が発光するようなイメージを浮かべる。特にあとのイメージは、まるでSF映画のワンシーンとして膨らませることができる。
 「・・・・は、暗闇に手をかざした。そして、ひじをひねるようにして、生体スイッチをいれた。
 すると、驚くべきことに、・・・・の前腕が発光しはじめ、この不気味な洞窟の闇を、最初は薄い緑の光で、さらには、黄緑の鮮やかな光で照らしはじめたのだった。」という感じ。これなら懐中電灯いらないですね。(t_t)

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